本日午前中も、自治会の仕事。
日傘をさして、市の広報誌を配りに歩いた。

M氏宅に行ったら、独り暮らしのおじいちゃんが、植え込みの木を抜こうとしている。
聞いたら、「根っこが枯れちゃってねえ」。

M氏宅の庭は、日本庭園風。
きれいに手入れされている。
「向こうの木、あれもおかしい。毎年、今ごろきれいな赤色になるのに、なんかカサカサで茶色」
丸く剪定された横に大きな木は、確かに茶色で元気がない。

「暑すぎたし、台風の風や雨もひどかったから、持ちこたえられんかったんやなあ」

Mおじいちゃん、がっかり顔。

ほんとに今年は変。
我が家の玄関先や裏庭も、今ごろ蚊が猛威をふるいだした。
今日など、ヤル気満々で植え込みの土を耕したのに、その間に何ヵ所も刺された。
長袖にスパッツ姿なのに、ヤツらは布の編目から平気で刺す。

それくらい、命がけなのだ。
酷暑に予定が狂った。今、血を吸わねば、種の存続にかかわる。
人間なんかより、天候不純に対する危機感は強く、懸命に対処しているのかもしれない。

それに比べて私たちは…

激烈な夏が終わったから一段落、ではない。
そのせいで、秋にも冬にも影響が出る。
地震も「全く無関係」なんだろうか。
極寒とか大雪とか、嫌な予感がする。




秋の色茜の空に雲が飛ぶ
鞠子