日曜の夜、CSファミリー劇場で『ドリフ大爆笑』を再放送している。
これをナマで観ていたころ、ドリフターズの番組は、確か「子どもに見せたくない番組ナンバーワン」だった。
今、見ても、当時とは多少違った意味でギョッとするところがある。
例えば、「満員電車では、多くの女性が痴漢被害に遭っている」として、乗客役の由紀さおりと高田みづえが、いかりや長介と志村けんにお尻を触られる。
それぞれ大騒ぎした後、「私も触ってぇ!」と、どこからか叫び声が…
叫んだのは、研ナオコ。
今なら関係機関から、クレームの嵐に違いない。
当時はまだ「子どもに見せたくない」程度のご指導で、今よりむしろ、ゆるくおおらかだったと思える。
しかし、そんな内容はともかく、ドリフターズのメンバーは本当に芸達者だ。
座頭市のコントで全員が市を演じたのだが、みんな、表現は違うものの、それぞれすごくうまい。かつ、笑える。
怪我も辞さないコントが多く、芸人魂が伝わってくる。
子供の頃は、なんにも考えずに笑って観ていただけだったが、今は演技の裏の努力に敬服する。
敬服しながら、ばかばかしくて、大笑いしている。
3人で観ながら笑った土曜夜
鞠子