1年365日留守電になっている我が家の固定電話、夕べ家に帰ったら、「留守電アリ」の赤いランプが点滅していた。
聴いたら、町会長I氏からのこんな、メッセージが…

  「町会長のIです。古紙回収の件ですが、役割分担表ならびに仕事内容が書かれた文書が配布されないとお叱りを受けました。
第3自治会の4月担当は鞠子さんだとお聞きしましたが、立札等、手配されてますでしょうか」
 
第3自治会は3つの班で構成されている。従って、班長は3人いる。
月1回・第1土曜日の古紙回収、PTAや老人クラブの担当月以外の8ヶ月を、3人の班長で分担する。朝7時、所定場所に立札を立て、ルール違反のものが捨てられないか監督し、10時前後に立札を引っ込める、というだけのこと。
 
この1年間の間に、1人の班長が、2~3回を担当することになる。班長顔合わせのとき、誰が何月を担当するか決め、すべき仕事を確認した。
…だめなのか、それでは。即、手帳に書けばすむことではないか。そりゃ、紙ベースのものがあった方がいいとは思うが、いちいち「お叱り」せねばならぬほどのことか?
 
町会長に杓子定規なクレームをつけた班長の顔が、すぐ浮かんだ。
きっと、アイツに違いない。
 
立札なんぞ、もう先週末に、前任者からもらいうけたわ。
だって、基本、週末じゃないと身動きとれないんだから、私の場合。
 
…だがしかし、これも「仕事をしている身の常識」であって、ずっと家にいる人は、そうじゃないのかもしれないな。
そもそも、手帳など、持っていないかもしれないし。
忘れそうだからメモすることなんて、そうそうないのかもしれないし。
逆に、もし私が町会長だったら、即、すべての班長の役割月を一覧表にして配布するに違いない。
だって、大勢いる班長が信用できないから。
これも「仕事をしている身の常識」に違いない。
 
 
 
生きている世界の常識非常識
鞠子