一泊研修が終わったのは、夕方5時。
だいたい夕べ、反省会やら採点やらで、ほぼ、寝ていない。

終了後、直帰できればよいのだが、そうはいかない。
膨大な枚数のレポートをコピーし、発送する作業をしなければならないのだ。

今日しなければいけないのか?

しなければ、いけない。
明日から全く別種の仕事をしないと、これまた、あとであせらねばならなくなるゆえ。

そんなこんなで結局、9時まで仕事をし、空っぽの冷蔵庫を思い出し、帰り道、スーパーに寄ったら、高校時代の同級生Kさんに会った。

彼女も仕事帰りだと言った。
彼女は、経営者だ。
私のしんどさとは、比較にならない。

「疲れたね」
「疲れるね」
「疲れ、とれないね」
「疲れ、たまるばかりだね」

等々、マイナス要因を並べ立ててから、じゃあまたね、と別れた。

彼女の顔にも、私同様、疲れがどんより浮かんでいた。





足腰に疲労の塊岩擬き
鞠子