ナミダのクッキングNo.2298 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

昨年高校を卒業して就職した若者・O君と、話す機会があった。
彼は、建築資材の設計をしている。
毎日、CADとにらめっこしているわけだ。
 
来月、また新しい新卒が入社してくる。
彼・彼女らに伝えたいことはなにか?と問うたら、O君曰く、「コミュニケーションをとることです」。
 
O君にとって私は、「かしこまってしゃべらねばならぬ年の離れた相手」だ。
だから、優等生的発言をする。私の方こそ、そういった先入観で相手の話を聞いている。
 
O君の言う「コミュニケーション」の相手は、先輩や上司だと思いこんだ。
積極的に先輩や上司に話しかけ、わからないことを聞け、という意味だと思った。
 
でも、よくよく聞いたら、意味が違っていた。
 
彼の言う「コミュニケーション」の相手は、「仕事とは違う世界にいる人々」。
なんでも、今、休日によく遊ぶ友だちは、社会人になってからあるきっかけで知り合った人ばかりなのだそうだ。
付き合ううちに、最初の印象とは大きく違うことがわかってびっくりした、そういう驚きは、コミュニケーションをとらないと経験できない、と言うのだ。
 
とても意外だった。
O君は、人と話すことの少ない仕事をしている。むしろだまって自分の世界に入り込まないとうまくいかない仕事でもある。
その反動なのか。しかし、とても健全ではないか。
 
私は仕事柄、いわゆる新入社員と言われる若者と話すこうした機会がたびたびある。
みんな、会社も業種も担っている仕事も違う。
でも、いつも何かしらドキリとすることがある。
そのたびに、「職場」という土俵上では、「年齢も学歴も経験も関係ないこと」がいろいろある、と感動する。
 
…と、今、ブログを書いていて気づいた。
ははぁ、O君、もしかして印象が変わった友だちとは「彼女」か?
ならばよけいに説得力ある。
ほほえましい。
 
 
 
 
 
 
上書きは上書き以上の文書けず
鞠子