冬は手が荒れる。
手の甲はカサカサで、爪の周囲はささくれができ、てのひらは粉をふいたようになる。
寒いし乾燥するから仕方ない、とは思うが、少しでも抵抗しようと、「無着色・無香料・無添加」がウリの台所用洗剤を購入した。

これ、結構、お高いのである。
だから買うとき、相当迷った。
しかし、背に腹はかえられぬ、と、意を決して(←大げさ(--;))購入したのだ。

だから、
その効果は大いに期待するのが凡人の常だ。
ところがこれ、結論から言うと「使えない」ことが判明した。

どれだけ食器をゆすいでも、この洗剤独特のにおいが抜けないのである。
試しにうんと薄めて使ってみたが、どうしてもロウのようなにおいがする。
コーヒーのような強い香りのものでも、負けてしまうほどなのだ。

落胆した。
肌にはいいかもしれないが、これでは本末転倒だ。

結局、また、「無着色・無香料・無添加」じゃない普通の洗剤を買った。

でも今年は、今のところ、まだ手が荒れていない。

・・・なぜなら、これまたびっくりするくらい高いナイトクリームを使い出したため、お顔に塗ってから、「出した分、針の先ほども無駄にせぬぞ」の執念で、残りを手にすりこんでいるからだと思う。

ああ、なんたる平和。
Merry  Chrismas🎅!
 
 
 
 

手の甲にえくぼがへこむ餅の肌
鞠子