接骨院で施術中、先生に興味深い話を聞いた。
腰痛に悩まされるようになってから、私は「椅子の生活に変えた」旨の話をしたら、「それは一概によいとは言えない」と言われたのである。
 
私の腰痛は、「腰」よりむしろ、「足の方が問題」らしい。
大腿部、ふくらはぎ、足首など。
特に大腿部の前面の筋肉と股関節がよろしくない。
その改善のために、大腿部前面は「正座」、股関節は「あぐら」、これが結構、ストレッチになる、と言われた。
 
さらに、正座やあぐらから立ち上がるとき、足腰に負荷がかかって運動になる、と言うのだ。
 
…そう言われれば、確かに一理ある。
 
かつて日本は「畳の生活」が基本で、正座したりあぐらをかくのが普通だった。
さらにさかのぼれば、プラス「車を使わない生活」で、歩くことが格段に多かった。
そういう年代の人の方が、足腰は強い。
田植えの姿勢を長時間…なんて、今の私には考えられないが、それを当たり前にやっていたではないか。
「若者なのに腰痛」なんて人は、聞いたことがなかったではないか。
 
長年かかえてきた運動器の痛みからの脱却が今の私の第一優先課題につき、いいと言われたことは何でも試してみている。
従って、意識的に正座やあぐら、教えてもらったストレッチなどをこつこつやっている。
 
・・・その成果か、先週あたりから、ちょっといい感じ。
どうぞヌカ喜びになりませぬよう。
 
 
 
 
年を経て苦悩を抱えて肉が凝る
鞠子