ナミダのクッキングNo.2349 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

仕事でお願いしなければならないことがあり、G社のT社長にアポをとった。
もしかして、2年ほど会ってないかもしれない。
 
社長室で対面。
T社長「久しぶりやねえ。元気そうだねえ」
鞠「ご無沙汰してます。2年ぶり、ぐらいですか?」
T社長「確かそう。2年も会ってないから、話したいこと、いっぱいあるわ」
 
・・・とっても感動した。
 
T社長とは、仕事上の関わりでしかない。
だから、「話したいこと」があっても、わざわざ連絡するとかメールするほどのことはない。
でも今や、「その程度の間柄」でも、LINEやFacebookやMessengerや、私にはよくわからないやりとりで、常時つながって、即伝達されることが当たり前になっているのだろう。
そうしてスピーディに物事が伝わることを一概に否定はしないが、日常普段、果たしてそれがそんなに大切なことだろうか
 
結局、2時間近くおしゃべりしたが、T社長が私に話したかったことは、よくある日常の出来事ばかり。
でも、2年間、温められた出来事は、以降のいろんな出来事と絡まったり、反発したり、T社長の右に揺れたり左に揺れたりする気持ちも相まって。
だから「即聞くより面白くなっている」気がした。
 
人にものを伝えるということは、本来、こういう「熟成」がベースにあるべきなのではないか。
 
そういえば「話したいこと、いっぱいあったんだよ」などという言葉は、久しく聞いたことがなかった。
私の仕事の性質からすれば、客様に「あなたに話したいことがいっぱいある」とか「相手があなただと、ついしゃべりすぎてしまう」と言われることほどうれしいことはない。
・・・ただしもちろん、「相手」による。念のため。
 
 
 
逢わぬ間に暖色寒色七変化
鞠子