ナミダのクッキングNo.2326 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

私の仕事関係で、やたらと長い文章を書く人がいる。
・・・だが、とっても読む気にならない。読んでも「???」なのである。

この方、Kさん。ものすごい読書量も誇っている。
そして、長く書けることに強い自信を持っている。
自分の子どもにも、せっせと本を読ませ、本を読むことの大切さをコンコンと説いている。
「語彙が増えるし表現力も豊かになるから」、と。
 
・・・そりゃそうだ。そのとおりだと思う。だけどKさんを見てると、首をかしげたくなってしまう。
読めばいいってものじゃないし、書けばいいってものじゃない。
Kさんが長々書いていることは、私にしたら、「3行ですむではないか」と思えてしまう。
 
最近、新聞とか、週刊誌とか、本来「文章の間違いがあるわけがない」ものに、「え?」と思うような言葉、文章を見つけることがある。

今、手元にある某市文芸祭の募集要項。
締め切りが近づいたため、改めて目を通したのだが、謎が深まるばかり。
 
「400字詰め原稿用紙を使用し、表紙右に題名のみを、左に住所、氏名、年齢、性別、電話番号を書いてください」
 
この「表紙右」とはどこを指すのか。
向かって右から「題名」「住所」「氏名」…と並べればいいのか。
しかし「表紙右に題名のみ」とあるところを見ると、住所以下は、行変えせずに、続けて書け、ということなのか。
 
まだ、わからないことがある。
電子メールによる応募も可能なのだが、その場合は、
 
「1ページ目に住所、氏名(ふりがな)、筆名(ふりがな)、性別、年齢、電話番号を入力してください」
 
郵送する場合と電子メールによる場合では、性別と年齢を書く順が異なっている。
さらには、電子メールでは、「筆名」の項目があるが、郵送はない。
さらにさらに、電子メール応募は、名前にも筆名にもふりがなを打て、とあるが、郵送応募は指示がない。
 
こういう事務的なお知らせに、わかりづらさや迷いを生じさせる書き方があってはならない、でしょ。
要項を作成した担当者は、これを読み返していないのだろうか。
当然、何人かのチェックを通っていると思うのだが、誰も気づかなかったのだろうか。
 
長文自慢のKさんも同じ。
自分で読み返してみないのだろうか。読み返した上でOKとしているなら、救いようがない。ご自身、「読み取る力もない」ということだ。
 
この際、Kさんはどうでもいいが、募集要項はそうはいかぬ。
やむを得ず担当部署に問い合わせてみたが、あっさり言い放たれてしまった。

「今、わかるものがおりません。改めてかけ直していただけますか」
 
 
 
 
 
ひとことが運命変えることもある
鞠子