[なんだかフに落ちないこと2題]


(1)安心と安らぎの介護を…

新しい有料老人ホームができた。
新聞折り込みをしげしげ見た。
我が家のわりと近く。ああ、あそこね。そういえば、工事していたな、この前。

同じポロシャツを着た大勢のスタッフが笑顔で写った写真。
キャプションは「私たちが、安心と安らぎの介護をお約束します」。
なるほど、ね。
だがしかし、欄外にはこんな文言が…

「スタッフ大募集!有資格者大歓迎!経験のない方も大歓迎!」

…安心と安らぎの介護をしてくれるスタッフ、これから探すんかい(`Δ´)


(2)お肌チェック、してみませんか?

化粧品を買いにいったら勧められた。
「お時間ありますか? よろしければ、お肌チェック、してみませんか?」

ものすごく、迷った。
結果がよくても悪くても、気まずい思いをすること、火を見るより明らかだったからである。

私はもう、ウン十年間、このメーカーの化粧品しか使ってない。
それも、最高レベルをフルコースで使っている。
なのに結果が悪かったらどうなる?
「この化粧品、効果ナシ」と証明することになる。

肌チェックを勧めたスタッフ、対応に行き詰まるではないか。

そもそも、「結果がよくないこと」は、誰より私がよくわかっている。
シワ・シミ・タルミ・ほうれい線・毛穴…機器でチェックしなくても、一目瞭然だ。

だからもし、「結果よし」と出たら、長年使い続けている上得意様の私への「お世辞」なのだ。

…こんなことで頭を痛めるバカバカしさよ。
なんたって無料サービスじゃないか。

…などと、いろいろ考えはしたが、好奇心に負けてやってもらった。
結果はこれだった。

「年相応」




毎日が鬼か天使か介護の日
鞠子