笑うに笑えないよな滑稽なできごとがあった。

仕事をしていたら、ファックスが1枚、送信されてきた。
某銀行からきたのだが、表題は堂々「FAX送信テスト票」。

文章を読むと、「これからおたくにFAXを送信するんだけど― 誤送信しちゃうといけないから― 事前にテスト送信すっからね―」という内容。(実際は、もっと格調高い言葉遣いで書いてある)
「改めて、到着確認の電話するからさ―」

予告通り、電話がかかってきた。
届いた旨、伝えると、「じゃあこれから、肝心の書類、FAXするわよ―」と言う。(くどいようだが、敵はがちがちのビジネス用語でお話しになった)

それで送ってきた肝心の書類の内容は、
「講座、出席します。○野○夫・△田△子」
…たったこれだけなのである。

銀行だから間違いがあってはならない。A社に送信する書類をB社に送信してしまったら大変だ。
だけど、今回の要件は「講座出席」の返事だったのである。
到着確認の電話の際、口頭で言ってくれれば要件はすんだ。

そんなこと、言おうものなら「口頭では、言った・言わないの証拠がない」と言うのだろうが。
少なくともこの銀行様のせいで、うちはA4ファックス用紙を2枚使い、私の勤務時間を費やさせた。
そして、「テスト送信票」は、即座に古紙を1枚増やした。

最近、行政や銀行など、この手のセキュリティ強化をますます強めてきた。
パスワードと書類を別々に送信してきて、「そのパスワードがないと開かない」処理が施してあるものもある。

気持ちはわかるが、この杓子定規対応、なんとかならないのか。
とってもばかばかしくないか?




あなただけPW送信届かない  鞠子