昨日は沖縄慰霊の日。
追悼式を、NHKで見た。
翁長知事の平和宣言や安倍首相のあいさつ…etc.
聞きつつ見つつ、なんかやりきれない気分になった。
動物も争う。
その理由は、「自分で食べるため」か、「目の前の獲物(食糧)を取りあうため」だ。
あるいは、自分の「子孫」や「縄張り」を守るため。
つまり、争いの主原因は「自分の命を守る」ことに他ならない。
なのに人間だけが、利権がどうの、領土がどうのと、「個々の命」に比べたら「どうでもいいこと」で殺しあっているではないか。
それも、他人(国民)にやらせたりして。
そして結局、自分の味方も大勢失ったりして。
たとえば戦地で、敵国の兵士と向き合ったとき、その相手に「直接的・個人的な恨み」はないはずだ。
それよりなにより、その人とは「今、はじめて会った」可能性の方が高い。
そんな見ず知らずの人どおし、殺し合うなんて、本当にばかげた話ではないか。
一番すぐれた知能を持つと言われている人間なのに、なんで人間だけが、こんな意味のないことに血道をあげるのだろう。
…そう思わない?
人だけが愚かを狂気に変えていく 鞠子