この前、同い年の友人と話していて、「なるほどぉ」と妙に納得したことがあった。

私は喫緊の最重要課題である「左肩&腰の痛み」について、愚痴っていたのである。
彼女は他の人同様、「どうすると、一番、痛いか」、と聞いてきた。
私はもっとも説明しやすい例として、「運転席に座っていて、後ろの座席にある楽譜をとろうと持ち上げたとき」を挙げた。
したらば彼女、「体幹を意識し、なまけないようにすべきだ」と言ったのである。

頭の先から足の先までを「体幹」とすると、そこから離れた動作ほど「危険」が伴う。
たとえば、身近にある物より遠くの物をとる時。
床にあるものを持ち上げる時。
この危険を回避するには、「なまけない」、つまり「足を使え」と言うのである。

年とともに、無意識になまけるのは「足の動作」。
足を使わないよう、つい行動してしまう。
私の場合、運転席に座ったまま楽譜を持ち上げず、車から降りて、後ろの座席を開けて、楽譜を体幹に近づけてから持ち上げれば痛みはないのだ。

「歩いて楽譜の近くまで行く」ことをサボってはいけない。
そうして「なまけずに、意識的に足を使う」ことが、体全体を危険から遠ざける、と。

いゃあ、これはとっても説得力、あった。

…しかしその次には、
「つまづいたらどうするか」という新たな課題が待っていると想像できるが。


・・・あー やだやだ。



もしかして不調は死ぬまで続くのか(←ひどいな、これ)   鞠子