どうでもいいけど新発見。
シャワーを浴びていた。
湯を止めた。
近眼なので、まわりがぼんやりとしか見えない。
だがしかし、鏡に小粒納豆大の大きさの丸い物体が、円状に規則正しく点々とくっついているのが見て取れた。
すべて同じ形&大きさで、かつ異様な色合いの丸いポツポツがストーンサークルみたいに…
ぎゃぁぁぁっっっ!…と驚愕したのは言うまでもない。
こわごわ鏡に顔を近づけてみた。
したらばそれは、すべて「私のデコルテから上が映った水滴」だったのである。
1粒1粒の水滴が魚眼レンズの役割を果たしており、光線の加減や鏡表面の油分もあって、「異体生物の卵」のごとく気味悪く見えたのである。
真相を知ってしまえば何のことはないが、偶然はこんな奇妙な、しかし考えようによっては美しい造形を作り出すのだと、しばし感心して見とれてしまった。
・・・もちろん、一糸まとわぬスタイルで。
もしかしてルーペかざして見てる恋 鞠子