仕事で取引のあるD社。
社員が600名もいるIT関係の企業なのだが、なかなか「アナログ」なのだ。
何がアナログなのか、と言うと、「電話の応対」。
それほど大勢の社員がいるのに、電話を回さないのである。
その上、応対が杓子定規でなく、「思いのほかフレンドリー」。
もちろん、関連部署直通にかけているのだが、誰が出ても、こちらの質問や要望に応える。
「担当に変わります」とか「担当者が不在です」という応対は、全くないのだ。
結果、用件の解決が、とても早い。
「多能工」ならぬ「多能社員」ばかり。
これは簡単なようで、とても難しいことだと思う。
D社が成長したのは、こんなことにも要因があるんだろうな、きっと。
…と思っていた。ついこの間までは。
でも今は、少々、失望している。
D社、最初の電話応対を、税務署みたく「コンピュータ対応」に変えたのだ。
まずはコンピュータが出る。
ガイダンスにそって、番号をプッシュしろと、そいつに命令される。
仕方なく「1♯」などどプッシュすると、こともあろうに「以降の通話は録音させていただきます」などと高圧的な態度に出る。
そしてようやく、ヒトが電話口に登場する。
セキュリティやら個人情報やら、企業も顧客も互いに守らなければならないのはわかる。
ことにD社のような職種は、ここをおろそかにすると命取りだ。
だがしかし、コンピュータに対応される気分、そのために余計な時間を費やす気分は、私的には相当悪い。
まわりを見回すと、まったくこんな不愉快事例が増えるばかりだ。
絶対に曖昧許さぬ機械殿 鞠子
社員が600名もいるIT関係の企業なのだが、なかなか「アナログ」なのだ。
何がアナログなのか、と言うと、「電話の応対」。
それほど大勢の社員がいるのに、電話を回さないのである。
その上、応対が杓子定規でなく、「思いのほかフレンドリー」。
もちろん、関連部署直通にかけているのだが、誰が出ても、こちらの質問や要望に応える。
「担当に変わります」とか「担当者が不在です」という応対は、全くないのだ。
結果、用件の解決が、とても早い。
「多能工」ならぬ「多能社員」ばかり。
これは簡単なようで、とても難しいことだと思う。
D社が成長したのは、こんなことにも要因があるんだろうな、きっと。
…と思っていた。ついこの間までは。
でも今は、少々、失望している。
D社、最初の電話応対を、税務署みたく「コンピュータ対応」に変えたのだ。
まずはコンピュータが出る。
ガイダンスにそって、番号をプッシュしろと、そいつに命令される。
仕方なく「1♯」などどプッシュすると、こともあろうに「以降の通話は録音させていただきます」などと高圧的な態度に出る。
そしてようやく、ヒトが電話口に登場する。
セキュリティやら個人情報やら、企業も顧客も互いに守らなければならないのはわかる。
ことにD社のような職種は、ここをおろそかにすると命取りだ。
だがしかし、コンピュータに対応される気分、そのために余計な時間を費やす気分は、私的には相当悪い。
まわりを見回すと、まったくこんな不愉快事例が増えるばかりだ。
絶対に曖昧許さぬ機械殿 鞠子