YesかNoかと問われたら、答えに窮する記事を見た。
アマゾン「お坊さん便」の是非について。
アマゾンで「お坊さん便」を購入すると、法事や法要に僧侶を派遣してくれる。
なにより金額が明解だ。
「お心づけ」「お気持ち」「お布施」という、「…で、いったいいくら包めばいいの?」というわずらわしい悩みから、解放される。
寺サイドの意見も真っ二つ、らしい。
「会計はオーブンにすべきだ。檀家への説明責任がある。税制優遇を受けているならなおのこと」という賛成派と「宗教性を損なう」という反対派。
… どちらの主張も一理ある、と思う。
本来、「お布施」なるものは、まさしく「気持ち」のはずだ。
つまり、100円の人もあれば1000万の人もあってしかるべき。
だが、100円の人と1000万の人の「宗教性」は同じなのか。
この「宗教性」が、またややこしい。
例えば、お寺さんに高額な「お布施」をし、盛大な法事を執り行っている間、うつむいて爆睡している人と、毎日、家で手を合わせて今日の無事を仏さまに感謝している人と、どちらの宗教性が高いのか。
だけどなぁ、「アマゾンからお坊さんがやってくる」なんて、やっぱりなんとなく受け入れ難くあるし。
…ということで、アマゾン「お坊さん便」が是か否か、堂々巡りで答えが出ないのだが、もう、寺側も利用者側も、好きな方を選んで共存するしかない、と思う。
つまり、
○利用したい人はすればいい。
○明朗会計したい寺はすればいい。
○従来通り、「お気持ち」を払ってお坊さんを呼びたい人はそうすればいい。
…で、私は、お坊さんをお願いしなければならないことになっても、今のところ「利用しない」…だろうな。
無論、確固たる理由などなく。
…いずれにせよ、「ネットでものが買えるようになった」から、こんな悩ましい問題が起きるわけで。
拒まないIT経由の祈りでも 鞠子
アマゾン「お坊さん便」の是非について。
アマゾンで「お坊さん便」を購入すると、法事や法要に僧侶を派遣してくれる。
なにより金額が明解だ。
「お心づけ」「お気持ち」「お布施」という、「…で、いったいいくら包めばいいの?」というわずらわしい悩みから、解放される。
寺サイドの意見も真っ二つ、らしい。
「会計はオーブンにすべきだ。檀家への説明責任がある。税制優遇を受けているならなおのこと」という賛成派と「宗教性を損なう」という反対派。
… どちらの主張も一理ある、と思う。
本来、「お布施」なるものは、まさしく「気持ち」のはずだ。
つまり、100円の人もあれば1000万の人もあってしかるべき。
だが、100円の人と1000万の人の「宗教性」は同じなのか。
この「宗教性」が、またややこしい。
例えば、お寺さんに高額な「お布施」をし、盛大な法事を執り行っている間、うつむいて爆睡している人と、毎日、家で手を合わせて今日の無事を仏さまに感謝している人と、どちらの宗教性が高いのか。
だけどなぁ、「アマゾンからお坊さんがやってくる」なんて、やっぱりなんとなく受け入れ難くあるし。
…ということで、アマゾン「お坊さん便」が是か否か、堂々巡りで答えが出ないのだが、もう、寺側も利用者側も、好きな方を選んで共存するしかない、と思う。
つまり、
○利用したい人はすればいい。
○明朗会計したい寺はすればいい。
○従来通り、「お気持ち」を払ってお坊さんを呼びたい人はそうすればいい。
…で、私は、お坊さんをお願いしなければならないことになっても、今のところ「利用しない」…だろうな。
無論、確固たる理由などなく。
…いずれにせよ、「ネットでものが買えるようになった」から、こんな悩ましい問題が起きるわけで。
拒まないIT経由の祈りでも 鞠子