今日は仕事の打ち合わせで隣県N市へ。
途中K駅で地下鉄に乗り換える、と言ったら、オトコ後輩Tが、
「だったら梅蘭のランチがおすすめ」と言いだした。

なんでも、「焼きそば」が珍しいそうだ。
鉄板にぎゅっと押し付けられて「カリカリのおせんべい」になった卵で、中華あんが乗った焼きそばにふたがされている状態だという。
その「卵せんべい」を崩しながら焼きそばと中華あんと混ぜながらいただく。

聞いたらとたんに食べてみたくなった。
・・・ここまで聞いたら、行くに決まっている。

ところが、
そうして「焼きそば狙いで行った」にも関わらず、お店でメニューを見て気が変わった。
野菜タンメンがやたらとおいしそうなのである。
迷ったが結局、野菜タンメンのランチにした。

ランチは、野菜タンメンに点心やら杏仁豆腐やらがついていて、かつ「ご飯」か「麺大盛り」のどちらかを選べるようになっていたので、ご飯を頼んだ。

文庫本なんか読んでるうちに、ランチがやってきた。
驚いた。
すべて、量がハンパなく多い。
メニューの写真よりタンメンもご飯もうんとうんと多いのである。

運んできたお店のおねえさんも、怪訝な顔をして、私の前で伝票を確認し直した。
・・・どうやら入力ミスで「麺も大盛り」「ご飯も大盛り」がきてしまったらしい。

おねえさん、申し訳なさそうな顔で、「このままどうぞ」と大盛りセットを置いていってしまった。

払うお金は変わらない。
しかし、まいったなあ。
なんとなく、「世間体」が悪いではないか。
「わ、女だてら(←差別用語っぽいが)に大盛り麺に大盛りご飯なんて、信じられない」
込み合う店内、そんなお客の視線が刺さる。

・・・などと言いながら、結局、私は「完食」してもうた。
大盛り麺、大盛りご飯、すべて平らげてしまったのである。
おなか、すいてたし。
野菜タンメンはなかなかおいしかったし。

人間とは、こんなに食べれるものなのか・・・

しかし、そのあと、大変な膨満感だった。
スカートのファスナーがミリミリいってる感じで。

打ち合わせ中、スカートが破れやしないか、怖くてならなかった。

それでも何とか事なきを得たので、「熱さはのど元を過ぎた」。
次回は「梅園焼きそば」に挑戦してみる。
もちろん、「麺普通」「ご飯は小盛り」で。




ひとりなら大盛りそれから大ジョッキ  鞠子