『SMAP解散』のニュースが流れ、大騒ぎになっている。

最初にこのニュースを聞いたとき、思ったこと。

「盛者必衰」

いくら勢いが盛んであっても、いつかは滅びていく・・・

実際は、女性マネージャーが辞めることが引き金になったようで、彼女から受けた「恩」と事務所から受けた「恩」のどちらをとるかといった「義理人情」がらみの様々が原因とのことだけど。

草彅くんがトラブルを起こしたとき、「この人たち、相当にストレス抱えているんだろうな」と思った。
芸能人だから、一般の私たちには想像できないような質、あるいは量のストレスがあるのは当たり前。
そんな世界で、ある意味「頂点」にいる人が考えるのは、当然、「この先、どうなるんだろう」。
その不安は、はかりしれない。

『SMAP』だって、年をとる。
いつまでも、「アイドル」でいるわけにはいかない。
今までと同じような「曲調」の歌を歌っているわけにはいかない。
1人1人、個性を生かして個別に活躍しているとはいえ、やっぱり今の段階では、「SMAPの誰それ」という修飾語がついているからこそ、だろう。

解散してもしなくても、永遠の現状維持はない。

今回の騒動は、例えば「仲間割れ」といった「印象を悪くする原因」から起こったことではないけれど、根底の根底には、「いつまでも、今のままではいられない」というアイドルの宿命があるような気がする。

芸能人だって、一人間であることには何ら変わりない。
盛者必衰・諸行無常・・・この世は無常であり、高みにいる人ほど、この無常が怖くてならないに違いない。



咲いたあと枯れて朽ちても日は流る   鞠子