職場にある印刷機が壊れた。
スイッチを入れると、鼓笛隊の小太鼓をトレモロで打ったみたいな軽快な音が出て、エラー表示が出る。
以後、うんともすんとも動かない。
メーカーに電話した。
状態を伝えたら、「マズイですね。たぶんそれ、ドラムがイカレていると思います」とのこと。
ほどなくして、修理スタッフがやってきた。
開けるなり、「ああ、やっぱり」。
予想通り、ドラムの中にある小さな歯車が欠けてしまっているそうな。
「歯車を変えるより、このユニット、そっくり入れ替えた方が早いです。9,000円くらいかかっちゃいますけど」
これだけじゃ、すまない。
この上、出張費や修理費用がかかる。
予定外の出費だ。
見せてもらった。
欠けているのは、ほんとに小さな小さな歯車。
歯車だけの値段なら、おそらく数百円なんじゃなかろうか。
しかし、歯車だけを取り寄せ、歯車だけを取り替えるとなると、半月近くかかってしまうのだそうだ。
ユニット一式なら、早ければ来週明け月曜日の午前中に届く、という。
印刷機、実は、明日、使いたいのである。
明日、大量に印刷しなければならない書類があるのである。
しかし、いずれにしても、明日は間に合わない。それでも、一刻も早く治してもらわないと大変困る。
…やむなく、ユニット一式、注文した。
思うんだけど、
このごろの機械モノって、こうして「一式そっくり取り替え」なければならないものばかりじゃない?
私の車のフロントランプが結露するのも、結局雨漏りしてるということで、車検が通らないからユニット一式取り替えなければならない、と言われた。
プラスチックカバーだけを交換することはできないのだそうだ。
だからこちらも、大幅出費となってしまう。
昔は、小さな歯車やカバーなんて、ちゃっちゃっと直せてしまう器用な技術者がいっぱいいたんじゃないだろうか。
「一式そっくり取り替え」なんて、費用の問題だけでなく、廃棄ゴミも増やすことになるでしょ。
エコにもやさしくない。
文明の発達って、便利を享受した代償に自分の首を絞めて、トータル、損してるみたい。
なんだか釈然としない。
スイッチを入れると、鼓笛隊の小太鼓をトレモロで打ったみたいな軽快な音が出て、エラー表示が出る。
以後、うんともすんとも動かない。
メーカーに電話した。
状態を伝えたら、「マズイですね。たぶんそれ、ドラムがイカレていると思います」とのこと。
ほどなくして、修理スタッフがやってきた。
開けるなり、「ああ、やっぱり」。
予想通り、ドラムの中にある小さな歯車が欠けてしまっているそうな。
「歯車を変えるより、このユニット、そっくり入れ替えた方が早いです。9,000円くらいかかっちゃいますけど」
これだけじゃ、すまない。
この上、出張費や修理費用がかかる。
予定外の出費だ。
見せてもらった。
欠けているのは、ほんとに小さな小さな歯車。
歯車だけの値段なら、おそらく数百円なんじゃなかろうか。
しかし、歯車だけを取り寄せ、歯車だけを取り替えるとなると、半月近くかかってしまうのだそうだ。
ユニット一式なら、早ければ来週明け月曜日の午前中に届く、という。
印刷機、実は、明日、使いたいのである。
明日、大量に印刷しなければならない書類があるのである。
しかし、いずれにしても、明日は間に合わない。それでも、一刻も早く治してもらわないと大変困る。
…やむなく、ユニット一式、注文した。
思うんだけど、
このごろの機械モノって、こうして「一式そっくり取り替え」なければならないものばかりじゃない?
私の車のフロントランプが結露するのも、結局雨漏りしてるということで、車検が通らないからユニット一式取り替えなければならない、と言われた。
プラスチックカバーだけを交換することはできないのだそうだ。
だからこちらも、大幅出費となってしまう。
昔は、小さな歯車やカバーなんて、ちゃっちゃっと直せてしまう器用な技術者がいっぱいいたんじゃないだろうか。
「一式そっくり取り替え」なんて、費用の問題だけでなく、廃棄ゴミも増やすことになるでしょ。
エコにもやさしくない。
文明の発達って、便利を享受した代償に自分の首を絞めて、トータル、損してるみたい。
なんだか釈然としない。