検査ツアーの合間をぬって、映画を2本観た。
『ターナー~光に愛を求めて』
『日本のいちばん長い日』
…どっちにも一家言あるが、今日は8月15日だし、話題性からいっても『日本の…』に一言。
観る前は、「なぜ本木雅弘が昭和天皇?」と思ってたけど、これがなかなかよかった。
けっして似てるわけではないのだが、彼らしい解釈で天皇を表現してて、感動した。
…ただねぇ、
「戦争映画」って、よくも悪くも「監督の主張」がないと、私は物足りない。
『日本の…』は「右」とも「左」ともとれた。
たとえば、
「戦争は絶対すべきでない」
とか、
「男には通さねばならない信念がある」
とか、
「組織は内部から崩れる」
とか、
「戦争でいちばん苦しんだのは、残された女子どもだった」
とか。
この『日本の…』は、何に焦点を当てているのか、その主張は何なのか、いまいち見えてこなかった。
かといって、戦時下の切迫感が前面に出されてるわけでもないし。
東京大空襲で燃えさかるシーンが挿入されてはいたものの。
だから、総合得点は星3つ、ってとこだな。