仕事用で銀行に行ったら、なんだかキャンペーンをやっていた。
ボーナスを定期預金にして!なのか、単なる夏の営業月間なのか。

店頭に、外側は色とりどり、内張りが銀色のバックがいくつも並べてある。
そうそう、お弁当を入れるような保冷バック。
100均で売ってるよね、これ。
どうやら定期をつくるか、預金をするかすると、この保冷バックがもらえるらしい。

…とそれはともかく、その積まれた保冷バックの後ろ側に、手づくりのハデハデしい、こんなPOPがついていた。

『豪華粗品 進呈!!』

は?!?(@ ̄□ ̄@;)!!

粗品って、本来、字のごとく「粗末な品」でしょう。
あるいは商売上、商品を買ってもらった折、「あんまり高価なものじゃないけど、日常、よく使うものを心ばかりのお礼として差し上げます」という意味合いでしょう。
粗品として「ダイヤの指輪」を渡したりはしないわけで。

それを、「豪華粗品」ってどうなのよ…

…と職場に戻るなり、最若手のオトコ後輩Tにまくし立てたら、「そうですね、豪華粗品はヘンですよね」と賛同の意を示してくれた。

だが、
「ま、確かに言われてみればそうですが、僕だったら何にも考えず、軽くスルーしちゃうと思いますよ。おおかたみんな、そうなんじゃないですか」とつけ加えた。

言葉の使い方がヘンなだけじゃない。
「豪華粗品・保冷バックをあなたに…」と言われたら、私なんか「バカにされた!」と思ってしまうのだが。

…やっぱり意地でもいらない、この保冷バック。