やっぱり観てきた『さよなら歌舞伎町』。
ポスターに「染谷将太・前田敦子/大森南朋」って書いてあれば、行かないわけにはいかない。

ラブホテルを舞台に様々な人間模様を描いた物語。
雑把に評価するなら、星三つ、ということか。
正直、いまひとつ、だったな。


[前田敦子のこと]

舞台が舞台だから、AVもどきのシーンもある。
なのに、前田敦子だけ特別扱い。
「そのシーン」でも、この人だけ、幻想的に描かれる。
…違和感あるし。なにより、しらけた。
たまたま相手が南朋さまだから、コレ幸い、だけどさ。

アイドルだからこれが限界なんだろうけど、廣木隆一監督も、納得できなかったんじゃないだろうか。
しかし、前田サイドは、「これ以上は ムリです」とガチガチにガードした…というのが私の想像。

主役に名前を書かれるような働きじゃなかった。


[内容詰めこみすぎ]

人間模様のパターンが多すぎる。
も少し絞った方が、引き締まる。
「隣のホテルで殺人」のくだりや、「だましてデリヘル嬢にしようとする」くだりは、あってもなくても…
おまけに、東日本大震災のエピソードまで織り混ぜてあり、「いろいろ書きすぎ」で、観てる私はだらけた。


[心と肉体]

「心≧肉体」が正しい男と女のあり方だ…と長年、教えられてきたが、「心≦肉体」であっても、温かな思いやりに包まれている場合もある。
一筋縄ではいかない、そんな男と女のややこしさが、うまく表現されていた。
悲しいけどほのぼのする、というか。


そして、なにより一番評価を下げたのは、コレ。

[南朋さま]

2シーンしか出ないじゃないかっ(`Δ´)(`Δ´)(`Δ´)