最近の散歩、近場を歩くくらいの距離では飽きたらなくなってきた。
時間に余裕があれば、買い物を口実に4キロ先の繁華街(←今はさびれちゃってるんだけど)、その先のJR駅まで歩く。
あるいは往復する。
やっぱり、車では通らないよな小道ばかりを選んで。
これって今どき、冬場ならではの究極の贅沢だと思う。
今日は、自動車保険の手続きでディーラーへ。
その後、眼科へ。
さらには買い物へ。
途中、納骨堂で母に手を合わせ、ランチなんかもして、10キロは歩いたと思う。
途中、たまたま、高架道路の下で、赤信号にひっかかった。
頭の上をたくさんの車が走るなんて、こんな機会にしか体験できない。
しばらく耳をすませていて、妙なことに気づいた。
私が立っている真上に、道路の継ぎ目があるらしい。
ゴトン、ゴトンとそこそこ規則的に音がする。
私の頭の上は、バス、トラック、普通の車、軽、バイク…いろんな種類の車が走り抜けているはずだ。
重さもスピードも違うはずだ。
なのに、ゴトン、ゴトンという音が、「全部同じ音」に聞こえるのだ。
普通、歩いている時に後ろから車が近づくと、トラックか軽か、なんとなくわかるじゃない。
それが、今、頭上を走った車が何なのか、全く区別できないのである。
なんで?
高架道路とは、防音のため、「何が通っても同じ音しか聞こえない」ような対策がしてあるのだろうか。
それとも、私の耳が鈍いのかしらん。
私の音楽トモたちのように、音に鋭敏な人たちなら、違った音に聞こえるのだろうか。
…とても不可思議な高架下体験。
歩いていると、ほんとにいろいろな発見があるのである。