昨日のこと。
全く冷や汗ものだった。

例のごとく、仕事帰りにスイミングへ。
たまたま、ここんとこ出番がなかった水着を持っていった。
そのせいか、なんか着心地が「妙」なのだ。
「背中にエアクッションが入ってるみたい」で、泳いでいても、やけに腰のあたりが浮くのである。

…なんか変だ、なんか変だ…と思いつつ、600メートル泳いだところで、誰かがコースに入ってきたので、一旦、中断し、立ち上がった。
入ってきたのはUさん。
そこで立ったまま、隣の歩行コースにいらしたMさんもまじえ、しばし歓談。
その時、違和感がある腰部に自然に手がいった。

仰天した(@ ̄□ ̄@;)!!

腰からおしりにかけて、水着の中に「わけのわからない手触りの、わけのわからない手のひら大のもの」が入り込んでいるのである。

な、な、なんだ、これはっ(@ ̄□ ̄@;)!!

…とっさに浮かんだのは、「胸パット」だった。
ずれて移動した結果、腰部で停止しているのではないか…

それはヤバすぎる。
ということは要するに、胸はリアル、おまけに、おしりに胸ができている、ということになる。
それが公になれば、末代まで語り継がれるに違いない鞠子嬢の恥だ。

そんな驚愕はおくびにも出さず、何事もないように笑っておしゃべりしつつ、胸を確認した。
おや?パットはちゃんと、あるべきところにとどまっているではないか。

おかしい。
じゃあ、この「腰部にある胸もどき」は何なのか。

しかし、うかつにプールからあがることはできない。
だって、「腰部の胸もどき」が、皆様の目に触れてしまうではないか。

万策尽き果てた私は、「オンナを捨てる」暴挙に出た。
水中歩行しながら、微妙に背中を壁の方に向け、おしりの下、太ももの後ろがわから一気に「腰部の胸もどき」を引っ張りだしたのである。

驚いた。
それは、今まで見たこともない物体。
「薄さのみ半分にした白い板こんにゃく」そっくりのプニプニしたものが、ゾロリ、と出てきたのである。

…言葉を失った。
いったい何なんだ、これは。
皆目、見当がつかない。

水中歩行しつつ、握りしめたソレのにおいをこっそり嗅いでみた。
むむむ?
このにおいはよく知ってるぞ。

…私の愛用している湿布薬のにおいではないかっ!

ようやく判明した。
腰に湿布を貼ったまま、水着を着てしまったのだ。
その湿布は、高吸収性ポリマーみたいなもので作られていたらしい。

これにて一件落着…はしたものの、急に心配になってきた。
おしりの下から「ブツ」を引きずり出すシーンを誰か見ていなかっただろうか(><;)、と。

見られていた、としたら、スイミング永久追放かもしれぬな(ノ_・。)。

腰痛で、毎日、この湿布を貼んなきゃなんないのも、
貼ってることを忘れて、そのまま、水着を着てしまったのも、
ブツを見てもまだ、湿布を思い出さないのも、
もしかして、「永久追放」という処分も、

…なかなか悲しいものがある。

それにしても、そのような緊急事態において、何事もないように笑って会話している私って、どうなのよ。

かなり怖すぎる…