今日は文楽を観てきました。
演目は『芦屋道満大内鑑』。
陰陽師 安倍晴明は狐の子…という物語を軸に、親子の情愛が描かれます。

…などと得意気に言っているが、実は、終了後、パンフを読んで知ったのである。
また、悪い癖が出て、寝てもうた…
かなり爆睡してしまったのだ。

ああ、なんともったいない。

だったら家で寝てろよな…と言われそうだが、そう言い切れぬところがややこしい。

今回、「のぞいて見よう文楽の舞台裏」というサービス企画に当選。開場前に舞台に上げてもらい、仕組みを見せてもらえた。

さらに、席が大夫さんと三味線弾きさんの真ん前。
三味線の音色はからだの芯から絞り出されたような哀切さがあること。
三味線は「伴奏」ではなく、大夫の語りと同等同列であること。
三味線は、アイコンタクトならぬ呼吸コンタクトで、大夫と音やリズムを合わせること。

そうそう、その見事な音の融合に睡眠を誘発されたのだよ…

…などと言ってはみたが、やっぱり、爆睡は後悔モノだよな。
いつかまたリベンジを。