ASKAが本当にクスリをやっていたのかどうか。
わからない。
でも、警察だって、確証なしに捕まえたりしないだろう。
大学時代、バンド活動をしていた私は、『ティアラ』というトリオにも入っていた。
女の子(←当時)3人でキーボード3台。
全員、弾きながら歌ってた。
私がアレンジした曲は、チャゲ&飛鳥の『万里の河』。
演歌のようなロックのような。
とても印象に残る歌詞&メロディーだった。
のちに彼らは大ブレイク。
だからこそ、耐えられなかったんだろうな。
登りつめたら落ちていくしかないのに、一度手にした栄光は、なかなか心身を解放してくれない。
もちろん、クスリに逃げたって何も解決しないし、結局自分をダメにするだけの最悪な選択肢だけど、耐えられない苦しみは痛いほどわかる。
ASKAだけじゃない。
落ちていく自分を冷静に直視できる人は、そうそういない。
過去の栄光にとらわれて、自分を破壊する。
動物なら、そんなことはあり得ない。
やっぱり「人は弱い生き物だ」なのだと思う。