今日、なにげにテレビをつけたら『大岡越前』がやっていた。
主演、加藤剛。
『鬼平犯科帳』にハマっているが、『暴れん坊将軍』や『大岡越前』にはハマらなかった。
そのわけは、
『暴れん坊将軍』は、町人に化けている、という前提が、吉宗の風体からしてあまりにもウソくさいから。
『大岡越前』は、大岡忠相が、いかにも聖人君子だから。
…だが、今日、じっくり観たら、そうでもないじゃないか(@ ̄□ ̄@;)!!
どのように裁くべきか、迷った時、雪絵(←奥方)に相談し、その答えがいじらしいとわかるやいなや、そばに寄せて抱き締めたりして。
天下の名裁きが「妻の入れ知恵によっていた」のもすごいが、すぐフィジカルな行動に出るなんて、結構「普通のオトコ」じゃん。
…などと、へんに納得し、ますますじっくり御観覧。
したらばこれが、泣けるわ泣けるわ。
放映されたのは、今から40年くらい前だったかな。
当時、絶大な人気を誇ったのもわかる気がした。
…で、も、
やっぱり私は鬼平、だな。
お妾さんの子。
若い頃は、やりたい放題。
海千山千越えた人生がにじみ出ている人となり。
…ということで、夜は『鬼平犯科帳』。
粂八(蟹江敬三さん)と吉右衛門鬼平のやりとりを観て、またまたナミダ、ナミダ。