タテマエは「遠くの親戚より近くの他人」だから、ホンネは「参加すれば助六がもらえる」から(←助六、好物)、今日は、自治会総会に出席した。
議事自体は毎年似たよなものだが、今回はなかなか興味深かった。
(1)代表会長のキャラ
いくつかある班の中から持ち回りで代表会長が決まる。
新・代表会長になったM氏。
見た目はどこにもおじゃる普通のオジサマなのだが、ある意味「得なキャラ」だとお見受けした。
参加者のオヤジが、何回も手を挙げて、質問したのである。
それも、ま、どうでもいいような質問をくどくどと。
短気鞠子ならブチ切れてしまうだろうが、新会長M氏のあしらいぶりは、見事だった。
その返答をよく聞いてみると、
まずは相手(オヤジ)の質問を復唱し、賛同の意を示すのである。
「そうそう、そのご質問、私もお役を引き受けるまでわからなかったんですよ」、なぁんて、ニコニコしながら穏やかな語り口で。
その後、お答えになるのだが、実は「答えになってない」。
それでも冒頭の穏やかムードに何となくはぐらかされてしまうのである。
それも、ものすごく自然体で嫌みなく。
これは得なキャラだ。
質問したオヤジ、今ごろ、「で、ワシの質問の解答は何やったのか?」とほぞを噛んでいるに違いない。
(2)それはおかしいやろ
そのオヤジの質問の中に、「予備水の取替作業は何とかならんか」というのがあった。
災害に備え、公民館にある20リットルポリタンクの水を定期的に入れ換える作業。
毎年、事業計画に入っている。
この作業が、老体には酷だ、と言うのだ。
オヤジは物理の定理まで持ち出し、ポンプの原理を説明したりして、明らかに自分の発言に酔い始めた。
多くの参加者がウザいっ(`Δ´)と思っただろうが、私は、果てなく続くこの発言を、オヤジは自分の手でどう収拾するのか、興味津々で聞いていた。
ところが、前年度会長が、オヤジを止めたのである。
「わかりました。水の入れ換え方については、検討させていただきます」、と言って。
これ、おかしいやろ。
新会長が言うならわかる。
前年度会長は、もう解任されて「無役」だ。
どこで誰と検討するのか。
検討したとて、独断では実行に移せない。
明らかに、発言を止めるための発言だったのである。
私がオヤジなら、「あなたは検討する立場にないっ(`Δ´)」とくってかかるところだが。
オヤジも要点を整理して発言しないから、こういうことになるんだよ。
…なぁんて言いたい放題できるのも、自治会のことを懸命にやってくれてる人がいるからだ。
今日、登下校見守りや公園管理をボランティアでやっている皆さんの活動を聞いて、感謝の思いも新たにした。
ありがとうございますm(__)m
はあ、助六とお茶もちゃんといただいてまいりました(^-^)v