昨日、『風立ちぬ』のことを書いたので、今日は映画を観ることにした。(←意味不明な理由)

観てきたのは、『終戦のエンペラー』

う~ん、これは賛否両論、真っ向分かれる作品だと思った。

見方によっては、「アメリカ賛美」、見方によっては「天皇賛美」、つまり「右」とも「左」とも取れるからだ。

天皇に戦争責任があるかどうか。
それを、「日本人の民族性」に重点を置いて描いてあるのは、とても新鮮だと思った。
ともすれば悲惨なシーンのオンパレードで「まともに観られない」私みたいな人は、かえって戦闘シーンをおさえ気味にしてあったため、「戦争」について、いろいろと考えさせられてしまった。

どんな形にせよ、
「天皇」を映画に登場させることすら、ついこの前まで許されなかったはずだ。
それができるようになったのは、多くの人が血を流したから。
…そう思ったら、なんだか、今を大切にしなきゃいけないな、なんて思ってしまった。

賛否両論、が許される。
だからいいのだ。

ちなみに、
この映画の私的イチオシ俳優さんは、羽田昌義さん。
通訳・タカハシ役。
妻を空襲で失い、その痛みを抱えたまま、ボナー・フェラーズの通訳を冷静に、忠実に務める。
初めてみた俳優さんだったが、hitomiの元ご主人なんだってね。

…渋かった、とっても。





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