ナミダのクッキングNo.905 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

ブルー奈落にいても仕方がないので、気持ちをふるい立たせて映画を観に行った。

今日の映画は、ダスティン・ホフマン監督『カルテット!人生のオペラハウス』。
この前、『アンナ・カレーニナ』を観た際、予告を見て気になっていた映画だ。

引退した音楽家たちが暮らすホームで、英国オペラ史に名を残す4大「元」スターが再会し、ホームの存続をかけたガラコンサートで史上最高齢の四重奏をする、というストーリーだ。
ポスターには、「ヴェルディ生誕200年記念」とも書いてあった。

ま、何と言っても、「音楽家たちばかりが入居する老人ホーム」というのがすごくうらやましかった。
あちこちで、歌ったり、演奏したり、音大の学生が学びに来たり、子どもと一緒にアンサンブルをしたり、と、ホーム中が、音楽三昧

もちろん、現役の頃の声が出ないことに苦しむ人や、入居者同士のねたみ、音楽観の違いによるいさかい、など、いろいろあるし、何より、「死がすぐそこまで来ている」人々だ。

それが、いつも音楽があることで、「サロン」みたいな独特の明るさに包まれている。

よかったわぁ、このホーム「ビーチャム・ハウス」。
それと、
劇中、辻々で奏でられるコーラスや楽器の演奏。

実は、ストーリィ自体は、そこそこ「平凡」だったんだけどね。


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