仕事が終わるや否や、電車に乗って隣県N市に映画を観に行った。

観たのは『さよなら渓谷』

ええ、出てますから、南朋さま(≧∇≦)。
おまけに監督は、大森立嗣さん。
南朋さまのお兄様です。

それはさておき何に感動したかって、
南朋さまの「たるんだ中年太りお腹」だよ。

お風呂で脱ぐシーンがあったのだが、「もしかして、お腹は他人と差し替え?」と思うほど、たるんでおり、かつトランクスのゴム痕が醜いほど。

確かにストーリィ的には「中年体型」でなければならないんだけど、あまりにもすごかった(@ ̄□ ̄@;)!!

…だからますます「親近感アリ、しゅてき(^O^)/」
…と思う私は、完全に自分勝手(-_-;)

…ということで、南朋さまのお腹はさておき、映画そのものはどうだったか、と言うと、

…重かった。

レイプ犯とその被害者が、夫婦になる。

そんなことアリか?
でも、「ない」、とは言い切れぬ。

その夫婦は、それで幸せなのか?

そんなこと、本人たちしか理解できない。

帰り、電車に揺れながら、
泥のように眠りこけているサラリーマンや、
スマホに夢中のお姉さんや、
紙袋をたくさん抱えたおばさんや、
そして、
南朋さまを追っかけて、わざわざ隣県まで映画を観に行く鞠子や、

誰が幸せで、誰が幸せでないのか、
図る基準は何もないのだ、と改めて考えさせられた。

幸せの二者選択を迫られた尾崎(←演じるのは大西信満さん)。

大写しになり、答える寸前で映画は終わる。

幸せとは何か、つくづく考えさせられたな。
そうせざるを得ない状況に観る者を追い込む見事な演出でした。