今日、出先から家に戻ってきたら、玄関ドアに張り紙がしてあった。
同じ町内に住んでいる中学の時の同級生kちゃんからで、「伝えたいことがあるので、電話して下さい」と書いてある。
んん?なんだろ?
町内の集まりなどでしばしば会う子なので、変な勧誘などではないと確信し、電話してみた。
したら伝えたいこととは…
同窓会、だった。
中学同学年の同窓会、なんだそうだ。
今からウン十年前。
1学年13クラスまであったマンモス中学。
連絡するだけでも大変だろうに。
聞けば発起人はOクン。
おぼろげな印象しかない。
携帯電話片耳に、手帳を見た。
春以降、ほとんど土日はつぶれているのに、呈示された同窓会の日だけは、ポコッと空いている。
なのに私は無意識のうちに、「ごめんね、行けないわ」と即答していた。
同窓会、苦手。
今、「同窓会」と名のつく集まりに参加しているのは、大学の時の友人とだけ。
それも、仲良くしていた10人ぐらいの集まり。
毎年5月に、ランチ会をしている。
1年に1回でも、何を話せばいいのか、かなり気詰まりなのだ。
それがウン十年ぶり、なんて、全く話題が想定できない。
気が重すぎる。
我が家の固定電話は、ただいま不通。リフォームにむけて、あれこれ物を整理し、動かしているうちに接続がおかしくなってしまい、24時間、「話し中」になってしまっている。
Kちゃんは、何度も家に電話し、そのたびつながらず、とうとう家まで来てくれのだ。
非常に手数をかけさせてしまったのにあっさり「欠席」と言うなんて、申し訳ないと思う気持ちも十二分にあるが、どうしても行く気になれなくて。
Kちゃん、ごめんなさい。