今日は、御名残御園座『三月大歌舞伎』を観に行きました。

香川照之改め市川中車、なかなかの迫力でした。
真摯に真面目に取り組む姿勢がすごく伝わってきた。
実力のある俳優だから、その世界でも存分に力を発揮できるのに、今から歌舞伎の世界に入るなんて。
その決意、悲愴なものがものがあるんでしょうね。

ところで私、
歌舞伎ファンのくせに、なぜか今日は、かなりの時間、「寝てしまった」のだ。
つまらなかった…というわけではないのだが。

…私、バカかも(-.-;)…

最後の演目『義経千本桜』になって、それも猿之助さんが軽妙な狐の動きをし始めて、ようやく目が覚めてきた。

…アフターファイブに詰め込みすぎなんだよな、きっと。
年相応、にしないとダメなんだよな、きっと。
でもなぁ、わかっていても、好奇心が勝っちゃうんだね。
そうしてアフターファイブやら土日に、せっせと詰め込む(-.-;)

…ああ、またまたローカを悟った1日であった。


では、気をとり直してお土産です。

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▲すごくステキでしょ。さあ、これは何でしょう。

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▲はい、猿翁・猿之助・中車襲名おめでとう緞帳ですね。

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▲贈ったのはなんと福山雅治さん。
猿之助さん、中車さんとは、『龍馬伝』で共演した仲ですもんね。
なんでも澤瀉屋の隈取りを重ねるとこうなるんだそうです。

…それと…
ほんとに蛇足の蛇足。

猿之助さんも中車さんもすばらしいのですが、やっぱり昨年観た中村吉右衛門さんが忘れられません。
登場しただけで強烈なオーラを放つその存在感。
あの目力。
それは呼吸が止まるほど。
完全に固まりましたもん、私。

ぜひまた、舞台でお目にかかりたい。(←ほらね、また好奇心が勝ってる)