ナミダのクッキングNo.736 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

うちの職場は、月に一度、必ず大量の郵便物を発送する。
その時、あるNPO法人から何人かの若者がスケットにくる。

彼ら、彼女らは、いわゆる「ニート」、あるいは「最近まで引きこもっていた人」たちだ。
「職場体験」ということで、2~3時間、作業をしてくれる。

毎回違う若者がやってくるのだが、みんななかなか個性的。

話しかけても全く反応しない人。
わからないことがあって作業が進まないのに、質問することができず立ち尽くす人。
やたらと謝る人。
超高学歴で、「ほどほどに揃えてあればいい」の「ほどほど」が理解できない人。

乱暴に言ってしまえば、「他人との距離がうまく保てない」という感じ。
それでもとにかく、もくもくと単純作業をしてくれる。さぼったりは決してしないのだ。

そのおかげで私たちの作業は大幅に軽減され、本当に助かる。
彼ら、彼女らも適所さえ見つかれば、もっと楽に働けるのに…と思ってしまう。

なんかやるせない。

ところで、
いつも引率のスタッフさん(←…も若い人)が、最低1人はついてくる。
そしてたいていは、この人も作業に加わってくれる。

それはいいんだけど…

今回ついてきたスタッフ、作業中にたびたびiPhon、操作しているのよ。
それも堂々と。

一方、給料も出ないのに、一心不乱に発送作業をしている若者たち。
ついこの前まで外に出られなかった人たちなのに…

付き添いのスタッフの姿を見ていて、
ますますやるせない気分になった。

何かおかしいよね、これって。