ナミダのクッキングNo.639 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

今日、ちょっぴり悲しかったこと…

一昨日、仕事の打ち合わせで5名の客様が一堂に介し、私はたまたまO社長の隣の席になった。
その日のO氏、時々妙な咳き込み方をしたり、鼻がぐしゅぐしゅしているので気になり、打ち合わせが始まる前、思わず聞いてしまった。

鞠「花粉症ですか?風邪、引かれましたか?」

O氏「う~ん…」(←と煮え切らない)

鞠「私も最近、目が痒いんですよね。何かの花粉でしょうか。それとも乾燥か、気温差でしょうか」

O氏「今朝、薬.飲んできたんだけどねぇ…」

打ち合わせが始まったが、ますますツラそうな雰囲気だ。

…と、そのうち私は、O氏から、「えもいわれぬニオイ」がするのに気づいた。

香水とか整髪料とか、そういう人工的なニオイではない。
汗くさいとか加齢臭とか、そういうよくあるニオイとも違う。

今まで嗅いだことのないニオイだ。
それも、言葉で表現しにくいニオイ。
嫌なニオイとか、好ましいニオイとか、そういう基準では計れないニオイ。

何て言えばいいんだろう。

甘いような湿ったような、重くて沈むようなニオイ。O氏の全身から発散している。

イヤな予感がした(-.-;)

思い出したのだ。

O氏は、10年ほど前、四十代後半で、肺がんの手術をしているんだった。
…妙な咳、ぐしゅぐしゅした鼻回り、そしてなにより、けだるいようなそのニオイが、イヤな予感を増幅する。

世の中には、嗅覚が異常なほど鋭敏な人があり、居合わせた人に潜んでいる重篤な病気がにおってしまうらしい。

私はそんな鋭敏じゃない、はず。

だけど、
…もしかして、O氏…

ホントに嫌な予感がする…