高校の同級生で、整形外科医になった子がいる。
なにしろユニークなヤツで、ペンケースのなかは、「拾った鉛筆と消しゴム」のみ。
授業中は、机に突っ伏して居眠り三昧。先生がチラチラ見てるから、気をきかせて背中をつっつくと、「うるさいっι(`ロ´)ノ」とばかり私の手をはらい、カーテンをかぶってまた寝る…といつヤツだった。

…いわゆる「困ったヤカラ」。でも、実は実力があったわけだ。
こういう例を今朝の新聞で見つけて、フムフムと感心しきり( ̄▽ ̄)。

「ひどい出来だ。彼は全くやる気を見せない」と通信簿に書かれたのは、『くまのプーさん』の作者・ミルン。
(←もしかして、自分が賢すぎるため、バカバカしくて、やる気にならないのか?)

「失敗への道を着実に歩んでいる。望みはない」と書かれたのはジョン・レノン。
(←しかし、教育現場でここまで書くか?)

「他の子と、トラブルばかり起こす。大変に能力はある。だが、彼には意欲というものがない」
これは、チャーチル。
(←学科もひどい成績だったらしい)

「うぬぼれが強くて、他人の意見をきちんと聞こうとしない」と書かれたアトリー。
(←チャーチルを選挙で破って首相になり福祉国家を築いた人)

みーんな超個性的。でもその奥に才能を秘めていた。
通信簿って、ほんの一面を表してるだけで、あんまり信用できない、ということか。

…いや、通信簿に限らず、人の一面だけ見て判断したら見誤る可能性がある、ということなんだね。