まずは私が「ド近眼」で、裸眼では人の顔がほとんど見えないという前提でお読み下さい。

今日の仕事帰りスイミング、私は7コース(←初級者コース)でタラタラ泳いでいた。(←ハタから見たらタラタラだが、本人は懸命に泳いでいる)

夜8時30分頃。
7コースに、いきなり足から飛び込んできたお方がいらっしゃった。

…近づいて見たら、子どもじゃん(>_<)
キャップにデカデカと名前も書いてある。

でもこの時間のプールは「オトナの時間」だよ。
実際、お子さんを見たのは初めて。
面食らって立ちつくしていたら、5コースにいたオジサマが、オーバーアクションでしきりに「ここ、ここ」と自分のいるコースを指差して、私を呼んでくれているような様子が見てとれた。

このオジサマ、正直、決して若くないのだが、かなりの泳者。「25メートル、1回も息継ぎせずに泳げる」とおっしゃるほど。私とはレベルが格段に違うんだけど、いつもニコニコ話しかけてくれるし、私が「見えてない」ことを知ってか知らずか、しょっちゅう空いてるコースを指差して教えてくれたりするんだね。

だから今日は、てっきり「僕はもうあがるから、代わってあげる」という意思表示、だと思ったのだ。

ご好意に甘え、私は5コースに移動した。

鞠「いつも気を遣っていただいて、ありがとうございます。それにしてもびっくりしました。小学生ですかねぇ」
オジサマ「確かに見たことないねえ」

…で止まる会話…
…しばし沈黙…
…オジサマ、あがる気配なし…

そして、こともあろうに私に向かって「どうぞ、遠慮せずに、先に行って下さい」とおっしゃったのでアル。

うそっo(><)o
一緒のコースで泳ごうという意味だったん???

確かに混んでる時は、1コースに複数で泳ぐけど、オジサマと私では、私があおられあおられ、呼吸困難になってしまう。
…かと言って、オジサマが私のペースに合わせたら、何度も立ち止まらなきゃならないことになる。

だから、オジサマと一緒に泳ぐのは、あまりにも気が重いf^_^;

…参ったなあ、どうしよう…と思案にくれていたのだが、幸い、「1コースには人がいなさそう」ということに気づいた。(←もちろん、はっきりとは見えていない)

…一縷の望みに賭け、「1コースって、空いてますよねぇ。私、移ります」と言ってみた。

そしたら…
オジサマは1コースを見た後、微妙な間を置いて、こう言ったのだ。

「…ああ、じゃあ僕が行くから…」

…って、オジサマがわざわざ移動しなければならないいわれはない。
移動するのは、当然過ぎるほど私の方だ。

鞠「そんな、追い出すようなこと…そんなつもりで言ったんじゃないです。私が移動しますから」

…と、あわてて言ってみたが、オジサマは

「…全然、気にすることないから。大丈夫、大丈夫。僕が変わるから…」

…といつものニコニコ顔で、魚のように、コースを区切るプラスチックの浮きチェーンを潜っていった。

私がオジサマのレベルに合わせることは不可能だけど、オジサマが何度も立ち止まったとしても、一緒のコースで泳いだ方がよかったかな。

せっかくの親切、アダで返しちゃったのかな(:_;)
気を遣ったつもりが、かえって嫌な気にさせちゃたのかな(:_;)

う~ん、申し訳ないですm(._.)m
ごめんなさいm(._.)m