母が亡くなったこと、ほとんど誰にも話してない。

…どうしたものかと少々悩んでいる。

葬儀…というより、「偲びつつ送る会」みたいにしたかった。
仕事がらみの葬儀など、故人とは一度も会ったことのない人々が、アリバイづくりにとりあえず参列し、実は後ろの方で雑談している…というシーンに、何度も遭遇した。
あぐらをかいたまま、上半身を360度回転させながら、おまけに大いびきで居眠りしている市会議員にお目にかかったこともある。
そんな葬儀は嫌だったので、姉の娘夫婦と息子夫婦(←要するに孫夫婦)、その子どもたち(←要するにひ孫)だけで、通夜も葬儀も行った。

だから、ご近所はもちろん、親戚にも伝えていない。

[ご近所]
幸か不幸か、母は2年以上前から施設にいて、家を離れている。私も朝、出勤したら、夜の10時くらいまで帰ってこないので、基本的に近所の人に会う機会はそうそうない。
でも、今度、近所の人と顔を合わせたら言わざるを得ないよねぇ(>_<)

[親戚]
年賀状程度の付き合いしかない。
私は自分から年賀状を書く習慣がなく、もらった賀状に返事を書く程度。「今年は年賀状、控えます」みたいなお知らせ、しなきゃだめかなぁ。
それ、送ったら、怒ってきそうないとこが約一名。気鬱だ(-.-;)

[介護トモIさん]
本当によくしてもらったんだ。
親戚よりよっぽど、心身共に私を救ってくれた。
母も、Iさんのこと、誰だかはっきりわからなくはなっていたものの「自分のことを大切にしてくれるいい人」だという認識は変わらなかった。
だからこそ、言えないまま、一日伸ばしになっている。
今、Iさんと話したら、私も感情が高ぶって、みっともない姿を見せてしまいそう。

母が逝ってから半月。
毎日、仕事に行ってるけど、
毎日、普通に過ごしてるけど、
南朋さまの結婚で盛り上がったりしてるけど、

突然、ナミダがあふれたり、どっと感情が押し寄せたり、実はまだまだホンモノじゃないんだ…