明日は定期検査の日、だった。
前日は、どっぷりブルーな気分…というのが常なんだけど、今日は昼中に、それを払拭してくれる「救いの神」が、偶然現れた。

「神」は、かつての客様なんだけど、いわゆる「好かれない」タイプのお方。定年を迎えたあとも嘱託で会社に残り、今も定年前と同じ仕事をしている。

好かれない理由を挙げだしたらきりがない。エリート意識が強烈なのに、何もかもがネガティブ思考。絶えず顔に出る認められないいらだち。会うたび、えらい、しんどいと愚痴の連発…

今日、そんな「神」に、思いきって聞いてみた。

鞠「完全に会社を辞めたら、その後、何をされる予定ですか」

「神」は、ウッとひるんだ後、こんな哀しい回答をしてくれた。

神「そんな予定、ないよ。会社、辞めたらすぐ死ぬんじゃないか…」

私ね、
7年前に「もしかしたら死ぬかもしれない」病を宣告され、命は本当に限りがあるのだと痛感した。

だから、

今、やりたいことをやる。
やらずに後悔するより、やって失敗した方がいい。
…と、心から思うようになった。
それで、この7年間、「やりたい」と思うことは、ほぼやってきた、と満足している。

もちろん、嫌なことも迷うことも、ナミダが止まらないことも多々あったが、「神」よりは間違いなく充実した7年だったと思う。
もし、明日の検査で悪い結果が出ても、私は、少なくとも「神」より幸せな日々を過ごしたんだもん。

こういうのをリア充、と言うのかな。

「神」が気の毒に思えた。
もちろん、逆に「神」が私を見て、気の毒だと思ってるかもしれないけどね。

…明日は7時に家を出て、隣市の病院へ…

…朝、早いので、眠ります。

検査、何事もなくスルーできますように…

ではまた明日。
おやすみなさいぐぅぐぅ