これはH系の話ではなく、いたって真面目な話です。

『週刊現代 新春特大号』の記事の一つ

テーマ
「世界は脱ヘアへ 無毛ヌード時代がやってきた」

小テーマ
「無毛先進国の美女たち」
「ロンドン五輪は無毛のアスリートだらけに」
「日本人女性も剃り始めた」
「陰毛史観の変遷 ヘアヌードから無毛ヌードへ」

…どうよ、これ?
ま、複雑なため息つくしかない。

昨年末、これまた真面目なシリーズ記事として、脱毛エステシャン(←正式にはこんな名称じゃなかったと思う。ウロ覚えにつき申し訳ない)がその仕事、思いを朝刊に綴っていた。

脱毛…と言っても、いわゆる「顔」とか「ワキ」ではない。

そ、ソコ。

それも、「手術のため」とか「ハイレグ水着のため」、じゃないんだよ。

そ、ある意味「ファッション」

そしてある意味「自分のからだをよく知るため」

ロコツな話になるけど(←クドいようだけど、大真面目な記事なんだからね)
指二本分だけ残し、
Vライン、Iライン、Oライン(←大真面目とは言ったが、何を意味するか、実は書くのが恥ずかしい(*''*))、すべて「剃る」、あるいは「ワックスor除毛テープで脱毛する」、のだそうだ。

自分で、じゃなく、脱毛エステで。

その施術を受けた女性たちは、
「トイレに行った時とか生理の時とか、汚れを気にせずにすむ」
「自分のからだを改めて見た。大切にしたいと思った」
「心身ともに軽くなった」
と、かなり肯定的な感想を述べていた。

ほんとにそうなのかなあ。
やっぱり、複雑なため息つくしかない。

剃ろうと、タトゥを入れようと、ピアス穴を空けようと、自分のからだに自分の意思で何をしたって自由、だとは思うけど。

ところで、
「使われない機能、不必要な機能は退化していく」と聞いたことがある。

固いものを噛まなくなったから、アゴが小さくなり、歯がおさまりきらない子どもが増えた、とか。(←私も規定数の、それも大き目の歯が、口内にムリムリ入り込んでて歯並びが悪い)

そもそも体毛というのは、からだを守るためにあったんだよねぇ。
もう、その役割は終えつつあるのかな。
将来、髪の毛も眉毛もまつ毛も必要でなくなるのか?

それにしても、
私にとっては、
その部分を他人に脱毛してもらうこと自体、「清水の舞台から飛びおりる」以上に勇気がいるんだけど。

通ってるエステで、バスタオル裸になることすら、今でもかなり恥ずかしい私には、脱毛エステは永久にムリだ。