今日はアフターファイブに何の予定も入っておらず、久しぶりにスイミングに行った。

…ら、休みじゃないか…
そうか、月末日は休みってこと、失念していた。

ぽっかり空いてしまった11月30日の夜。急きょ岩盤浴に行くことにした。

我が家から車で15分くらいのところにある旅館に、その岩盤浴はある。
この旅館の界隈が、わが市では一番の観光スポット。清流、山、城とベタな見どころが揃っている。

実は岩盤浴も、仕事がらみで通うハメになったもの。この老舗旅館が客様なのだ。
岩盤浴が流行った時、大浴場を改造して設置。オープンに際し、無料券をいただいた。
それでお義理に行ってみて…

ハマった…

回数券を買ってしまった…

ここの岩盤浴は3種類の石の床があり、それぞれ3人ずつ利用できるようになっている。完全予約制で(←一度に9人しか使えないからね)、1回につき1時間。

それに、温泉も湧き出てるんだ。鉄泉。茶色のお湯。そうそう、タオルに色がついちゃうお湯ね。

私は仕事が終わってからしか行けないから、いつも一番最後の時間帯に予約する。そしてたいていすいている。

今日なんか、完全貸し切りだよ。
露天風呂、大浴場、温泉も入りたい放題で、今日は貸し切り。

私一人…

露天風呂は屋上にあり、川・山・城・星空・対岸のホテルのネオン・車のライトの流れ…みんな独り占めだった。

…こんな贅沢、何だかとっても申し訳なかった。
今の仕事をしてるから、こんな贅沢を享受できるのだ。確かに最初は、お義理のお付き合いで切った自腹ではあったけれど…

最近、自分の置かれている立場、回りの状況に感謝したこと、あるか?
ともすれば、不平ばかりではなかったか?

岩盤浴で芯まであったまったまま、柔らかいお湯につかり、お城を包む満天の星を見ながら、せめて明日は、ガンバって仕事しよう…と心に誓った鞠子なのでした…(←実は、超ド近眼なため、星も城もにじんでいたのでありました…)