大王製紙といいオリンパスといい、何なの、これ?
カジノに財テク。
何なの、この体たらくは?

どちらの会社も、資金、人材、技術、信用…本来有り余るほどの会社力でしょ。本業に徹し、一人一人が真面目に役割を果たしていれば、起こり得ない状況でしょ。

はっきり言って、頭悪いの?この人たち…

大企業、つまり大勢のエリート集団。物事は、さまざまな段階でさまざまな人のチェックを通り抜けてなされるはずなのに、その途中で誰も声を発することはなかったのか、不思議でたまらない… とBFに話している最中、イヤなことを思い出した。

私も、上司のお金の使い方について、おかしいと思うけど指摘できないことが幾つかあるのだ。

例えば、どう考えても行く必要のない会議や展示会、懇親会などに行き、交通費や宿泊代の伝票を平然と出す。

とか、

意味のない認証を取得すると勝手に決め、その取得費用、コンサル料の請求書を当たり前のごとく回してくる。

とか…

私個人のお金じゃないから、出したって私の懐は少しも痛まない。でも言いにくい、というか、言うことができない。大げさに言えば、個々の金銭哲学に触れる問題だからだ。

桁は大違いだけど、言えない私も大王製紙やオリンパスの社員と一緒だ。

非難する資格なし、か。

金銭哲学、と言えば…
例えばグループ旅行で、夜、ビールを部屋飲みする場合。
Aさんが廊下の自販機でビールを買ってきた。ワイワイ飲んでるうちに、ビールがなくなる。それに気づいて、さりげなくBさんが買いに行く。これも飲んじゃってなくなると、Cさんが自発的に買いに行く。確かに買ってくる本数や、お酒の種類が変わったりして、厳密には平等な割り勘にはならないけど、これが普通だよね。

ところが、かつて行ったスキー旅行で、ビールがなくなるころになると、必ずお手洗いにいき、さりげなく席を外す人がいた。この人、飲まないわけではない。結構カブリガフリと超速ピッチで大飲みする人だったのだ。

こういう金銭哲学の持ち主、私は信用できない。

結局、

上司の金銭哲学は理解できない、のであり、その結果、彼は信頼できない、という結論に至っている。
今のところ…

…でもやっぱり言えないなぁ…
そんな私も別の意味で罪人か…