世田谷区で高い放射線量が測定された問題。原因は、民家の床下にあったラジウム226とやらが入った瓶だったとのこと。なぜそんなところにそんなものがあったのか。かつて夜光塗料に使われていたとか日本軍がからんでいたとか。その民家の関係者は、知らない、と言うし、わけがわからないことになってる。
でも怖いよね。知らないうちに、目に見えない危険物が放置されていて、何も気づかずそのすぐ近くで普通に生活してるなんて。全く他人事じゃない。
そういえば思い出した。
かなり前だけど、仕事で「環境破壊」についての勉強会に参加した時のこと。
大気汚染の話になり、フロンガスの危険性について、講師の大学教授がいろんなデータを提示しつつ話してくれた。
当時、私の鏡台には、フロンガスが入ったヘアスプレイがあり、これをどうしたらいいか、話を聞いて素朴な疑問を持った。
そこで講師に質問したら…
使ってはいけません。棄ててもいけません。そのままの状態で、ずっと持ち続けて下さい。
…と言われた。
確かに使わず持ち続ければ、フロンガスは大気中に放出されない。
でも、だよ。ずっと…ってことは、ずっとだよねぇ(←当たり前だ)
…で、私が死んだらどうなるの?
放射性物質ほど急激な被害は及ばさない、としても、結果的には世田谷区のようなことになりゃしないか?
結局、そのスプレイ、まだ鏡台の引き出しに眠ったままなんだけど。
…あ~あ、厄介なもの持ってんだ、私…