24時間営業のスーパーで、深夜、買い物をしていたら、お客様のFさんに会った。50代後半のバツなしシングル男性Fさん。お互い挨拶したけど、何となくバツ悪そうに、そそくさと立ち去られてしまった。

翌日、職場でその話をしたら、

上司「別にオトコがスーパーで買い物しとったって恥ずかしくないやん」
鞠子「私もそう思うけど…」
上司「俺なんか、食べたいものがあったら自分でスーパーに買いに行く。いちいちカミさんに言うの、ウザいし。最近、話をするのも嫌でたまらない」

…って。悲しいよね。そんな相手と一緒に暮らすなんて。
私なら堪えられない。もちろん、上司は大袈裟に言っているだけかもしれないけど。

私の両親は離婚している。それにまつわる修羅場は嫌というほど味わった。
充分オトナになった今、考えると、不思議でたまらない。父も母も、一人一人で見ればごく普通だと思うんだけど、一緒に暮らしたらこんな結末になってしまった。なぜなんだろうって。

好きな人がいる幸せと結婚生活の幸せは全く別物…なんだよね?
充分オトナになっても、そのあたりが全然割り切れない。

でもやっぱり、私は誰かと一緒に暮らすことには向いてない。

悲しい、って思うけど。
悲しいよね。