〔橋の下の秘密を探る〕アレクサンドル3世橋【その2】(2018年4月 パリ5日目 午後) | パリ一人旅(ポンヌフのブログ)

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アレクサンドル3世橋
 
橋の上は、後でゆっくり歩くとして、
 
まずは写真左のトンネルに入って
橋の下の秘密を探ることにしました。
 
 
2018‎年4‎月10‎日(火) 午後 16:51
 
 
全長115メートル、幅45メートル、総重量5,000トン

途中に橋脚が一つもなく、
セーヌ川を一跨ぎしている、ワン・アーチの鉄橋
 
どうやって支えているんだっ!!??
  知りたい!!
 
その秘密は、橋の下暗闇にあるはすです。
 
 
 
WEBで画像検索しても、
この橋の下の写真は殆どありませんので、
 
目にしたことがない方が多いかと
思いますが・・・

 
私はその構造美を観察してきました。

 
それでは
 
写真をアップしていきます。
 
 
 
 
 
鉄のアーチが、橋の幅45メートルに、
15本程度並んでいます。
 
 
2018‎年4‎月10‎日(火) 午後 16:55
 
 
橋脚が1つもないので、
5,000トンもの橋の重量は、
 
15本のアーチが、
分担して支えていますが、
 
最終的には、両岸の各15個の接合部が
分担して支えている感じです。
 
この橋の構造の一端が垣間見えた瞬間でした。

 
拡大します。
 
 
 
アーチの端が、
岸に固定されている姿が確認できます。
 
岸に食い込んでいるような感じでもあります。
 
 
さらに拡大します。
 
 
 
前日が雨だったからでしょうか・・・
 
セーヌ川の流れは、上流から流れてくる水で、
とても荒々しく感じました。

水面と、アーチと岸の接合部分が近いです。
水没している時もあると思われます。
 
橋の重量の多くががかかる重要な個所なのに、
水没などしていて大丈夫なのか???
 

100年以上も、
このような環境で耐えてきているのです。
 
 
 
 
 
トンネルに入ります。
トンネルの長さ(=橋の幅)は45メートル。
 
 
 
 
アーチが、セーヌ左岸から右岸まで
一跨ぎしている様子を

トンネルの中から観察しました。

 
 
 
 
アーチから、橋の上部までの空間です。
 
鉄の森
鉄のジャングル
 
アーチと、橋の上部が一体となって固定され
お互いを支え合っているようです。
 
 
 
 
 
 
 
アーチの端が、
向こう岸に、固定されています。
 
カメラのズームで写すと、
アーチの曲線の高低差が分かります。
 
 
 
拡大します。
 
 
 
さらに拡大します。
アーチと岸の接合部が良く見えます。
 
 
 
 
両岸で、アーチの構造は同じだと
思われますので、
 
アーチと岸の接合部は、
足元を見ることでも分かります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
橋の内側の世界は
 
鉄の森・・・
 
鉄の迷路・・・
 
鉄のジャングル・・・
 
のようでした。

何だか、とても安心感がありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
天井に、鉄の梁が通っています。
 
この天井の梁もまた、
アーチと同じように、
 
橋と一体となって、
橋を支えているのかもしれません。
 
 
 
トンネルの端まで来ました。
 
いよいよトンネルを抜けます。
橋の下の世界よ、さようなら。
 
 
トンネルを抜けて、
橋の反対側に来ました。
 
 
太陽の光が橋に降り注ぎ、
美しすぎました。
 
 
秘密というほどではなかったかも
しれませんが、
橋を支えている仕組み
私なりに納得できたのでした。
 
 
 
次回は、橋の上に上がって、
橋を歩いて渡ります。
 
そこは、とても煌びやかな世界でした。
 
では、また。