IT業界の人事評価制度講座|評価制度で人材育成・業績UP

IT業界の人事評価制度講座|評価制度で人材育成・業績UP

技術者が育たない、離職率が高いとお悩みのIT会社社長様へ。IT業界に特化した人事評価制度で人材育成。技術者の士気が上がり、スキルアップが加速。下請け受託型から脱却し、パッケージソフト開発型への人材シフトを実現する『人材育成型人事評価制度の構築法』を大公開!

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今日は、社員の「解雇」についての僕の考えをお伝え

したいと思います。

日本の現行法制下では、解雇に関する制限がとても厳し

く、「解雇」は不可能といっても過言ではないと思って

います。経営側に対して労働者は弱者であり、裁判所は

基本的に弱者救済の立場をとっているからです。

例えば、教育を再三実施、課長が繰り返し指導、他の

メンバーも根気よくフォローしても、仕事のスキルが

一向に上がらず、チームの足を引っ張ってしまい、

もはやメンバー全員からも見放されてしまったAさんが

いたとします。

課長は、人事責任者の僕のところに困り果てて相談に

来ます。僕は、早速、配置転換の可能性を探り、

ある受け入れ先候補の本部長と相談しますが、Aさんの

ことは既に社内の噂になっており、にべもなく断れます。

いたし方なく、社長、役員と相談しますが、解雇はで

きないのかと言われます。

すかざず、解雇は無理にしても、本人納得のうえで

転職を考えてもらえるように、Aさんとよく話しをして

みますと応えます。

これは、解雇と違って、依願退職を勧める「退職勧奨」

と言われているものです。

本人と面談を設定して、真摯に話しをします。現状の

スキルに対する本人の思い、本来興味のある分野、

ありたいと思っている姿や労働観などじっくり時間を

かけて聴きます。

ここで絶対してはいけないことが一つだけあります。

それは、相手の「人間性」を否定することです。

これは絶対にしてはなりません。

きちんと相手を尊重して、会話を進めることが大事

です。経験上、本人はがんばっているのですが、

殆どのケースで仕事の内容が合わなかったり、組織に

溶け込めなかったり、将来の目指すところが違って

いたり、ということが本質的な原因なのです。

「このまま働き続けても、会社もAさんにとっても

いいことはないと思うよ。」と言います。実は本人も

「そう思っていたが、踏ん切りがつかなかった。」

という人がほぼ100%です。

相手の状況によりますが、通常の退職金に何か月分

かの給与を上積みするか、退職までの何か月間は

出社に及ばず転職活動に邁進して欲しい旨提案を

します。

何より、嬉しいのは、こうして退職していかれた方

から、数か月後に丁重なお手紙やメールをいただいた

ときです。

あのとき、話しを聴いてもらってよかった。

今はとても充実した会社生活を送っていますと。

25日の日経に、『労働紛争、解決金に基準 水準上げへ厚労省導入検討』

という記事がありました。これは、政府が今年6月に決めた成長戦略の

一つとして、解雇を金銭補償で解決する制度の導入を検討するとしたこと

によるものです。

米国、英国、ドイツ、最近ではイタリアなどが導入している制度で先進国

のなかで整備されていないのはほぼ日本だけとなっています。

今回の検討内容としては、大きく次の2種類あります。

1.あっせんの解決金水準引き上げ
解雇や職場でのいじめなど労働紛争の解決ルールを整備する。労使が
第三者を交えて話し合いで解決する「あっせん」に解決金の指針を
導入することを検討する。解決金は15.6万円(中央値)と少なく、
指針を示して引き上げを促す。全国の地方裁判所で開いている労働
審判の開催場所も増やす。紛争の解決手段の使い勝手を良くして、
労働者の泣き寝入りを減らすことが狙い。

2.不当解雇の金銭補償解決
裁判で不当と認められた解雇を金銭補償で解決する制度。
これまでも、「紛争解決に向けた選択肢が増える」と歓迎する経営側と
「運用によっては簡単に解雇できる仕組みになる」と反対する労働組
合側が対立してきた経緯がある。

いずれにしても、労使双方が納得する補償金の基準や制度の
乱用防止策など、慎重に検討を重ねていく必要がありますね。

次回は、現行法制下での解雇についての僕の考え方をお伝え
したいと思います。


今日は、仕事の効率がグーンと上がる「習慣化」とコツ

についてお伝えしたいと思います。

例えば、毎朝起きると、顔を洗って、歯を磨いて・・・

それぞれの手順をいちいち考えながらやっていませんよね。

気が付いたら自然に終わっています。

車の運転、操作も同じですね。冷静に考えてみるとそれなり

に複雑な手順を無意識のうちに行っています。

これらの一連の動作を、仮にPCでコントロールしようとしたら

周囲の状況認識を含めて気が遠くなるほどのプログ
ラミングが

必要になると思います。

僕は、これを「無意識化による自動化」だと考えています。

最初のうちは、意識しながらやっていることでも、

継続してやる

ことにより、徐々に無意識化していって、いずは自動化する。

これは、紛れもなく「習慣化」したということですね。

例えば、仕事のメール処理でも、出社直後と昼過ぎ、夕方の

一定時間をそれにあてるなど習慣化している方も多いと思い

ます。

処理に時間がかかりそうな内容のメール処理は、集中すると

決めた時間帯で別途処理をすることにしようとか、自分なりの

仕事スタイルも決まってきますしね。

習慣化には、上記のように

時間と場所を決めておくことがコツ

だと思っています。 

例えば行き帰りの通勤電車の中なども、集中できていいですね。

「習慣化による自動化」で、グーンと効率アップ! (^^)v