時は21世紀、人間とリモコンの言いなりになってきたテレビがついに反乱を起こした・・・・・・。

このナレーションで始まった『天才てれびくん』が舞台化された『天才てれびくん the STAGE ~てれび戦士REBORN~』が、先週末の2月2日に大阪で大千秋楽を迎えました。

そして2月1日・2日のともに夜公演を観てきました!

昨年10月にtwitterやInstagramで天てれの舞台のことを知って本当に驚きました。もちろん即決です。

場所はCOOL JAPAN PARKOSAKA・WWホール。

この舞台がなかったら、この場所はこの先も知らないままだったかもしれません。笑

 

ストーリーの舞台は天才放送局。座長は公輝、そして崚行・寿々歌・望の4人が、てれび戦士の証であるリモコンを武器にテレゾンビと戦いながら“楽しい”を届けていました。さらにこの放送局の屋上には「てれび神社」があり、そこには仙人がいました。

そんなテレゾンビと戦っている中、伝説のてれび戦士、「うたのおにいさん」こと横山だいすけさん(てれび兄貴)が登場。5人でテレゾンビを無事に倒し“楽しい”を放送しようとしたある時、世界を“つまらない”ものにしようとテレゾンビ党と名乗る3人が現れ、党首の洸によって「うたのおにいさん」の「い」が奪われ「うたのおにさん」にされ、その名の通り“鬼”になってテレゾンビ党側へ取り込まれてしまい、さらに神社も仙人も封印されてしまう。

 

そして10年後・・・。“楽しい”を失い、笑うこともなくなり、その影響で「つまらない病」という奇病になる人も出ていました。そして天才放送局はテレゾンビ党の統治下にされ、てれび戦士をしていた時代の記憶を失くし、公輝は地下の工場で、工場長の望のもとで毎日単調な“つまらない”仕事を、崚行はディレクター、寿々歌はタレントとして“つまらない”番組を作っていました。

 

ある時、他の作業員が倉庫からリモコンを見つけ、それを公輝が望に片付けるよう言われ、他の作業員も部屋に戻り一人になる。そこで自分の名前が書かれたリモコンを見つける。さらに他の3人の名前が書かれたものも。

公輝がそのリモコンを手にした時、てれび神社の狛犬の「テンくん」と「サイくん」が現れ、さらにリモコンを使って封印されている仙人と通信し、この10年の出来事を説明され、残りの3人を探し出し“てれ魂”を取り戻して、てれび戦士の復活を目指すことになりました。

無事4人が揃い“てれ魂”を取り戻しかけた時、てれび戦士の復活を阻止するためテレゾンビ党が現れる。ここは公輝が機転を利かせ「これでまた記憶がなくなるから」と、偽のリモコンをテレゾンビ党に渡し、その場はやり過ごし、ひとまず脱出しました。

 

公輝と洸には、ある“因縁”がありました。15年前、2人は一緒にてれび戦士のオーディションの最終審査まで進みました。そのお祝いということで公輝が洸に「ジュースを買ってきて」と頼んだところ、事故に遭ってしまう。公輝はオーディションに合格し、洸のことを気にしつつ仙人から、てれび戦士の証のリモコンを受け取ります。その後、洸は人がいなくなったオーディション会場に。そこで受け取るはずだったリモコンを見つけました。しかしボタンを押しても反応がありません。そこに「楽しいは憎しみを生む」と声が聞こえ、その声にのみ込まれて洸はテレゾンビ党の党首となりました。

 

“楽しい”を取り戻すために再び天才放送局に乗り込んだ4人は、テレゾンビ党の2人と、てれび兄貴の3人を元に戻すことに成功しました。

そして、てれび神社の封印を解くために神社の前にたどり着いた公輝は、目の前に現れた洸と対峙します。しかし洸が奇病に苦しみ出します。その洸を助けるためにも、神社の封印を解くために攻撃するも、攻撃が反発し跳ね返されて逆にダメージを受けてしまう。公輝が続いて攻撃しようとすると「同じように跳ね返されるから」と止められる。そこに「テレゾンビなら反発しない」と洸が自ら攻撃し、封印を解きました。が、今度はテレゾンビに憑りつかれた仙人が現れ、攻撃をし始める。そして、その矛先が公輝に向いたとき、洸が代わりに攻撃を受けてしまい、倒れて力尽きてしまいます。

みんなが落ち込んでいる時、公輝がてれび戦士時代の話をしながら笑い始めます。楽しませるためには、まず自分たちが楽しむことだと。

そうやって楽しい話をしていると仙人に変化が。最後は倒れていたはずの洸が「俺も楽しみたい!」と、急に立ち上がります。実は服の下に、あのリモコンがあり、それで攻撃から守られた、ということでした。

この“楽しい”気持ちで仙人からテレゾンビを追い出すことに成功しました。

そして洸も改めててれび戦士となり、また天才放送局は“楽しい”番組を届け始めました。

 

 

 

天てれの舞台といえば、毎年恒例で夏にやっていましたが、今回は大人向けでもある作品でした。全員に役名がなく、本人の名前が役名になっている少し違うものでした。

さらに歌も、天てれで最初のOP『タイムマシンでいこう』、MTK『冒険少年R』に『カラフル!』そして『夢のチカラ』もあって、本当に天てれを楽しめました。

てれび戦士については、これまでに崚行と寿々歌は見たことがあり、特に寿々歌については話したこともあり、あとはやっぱり一発ギャグでしょう(笑)。これも見れて楽しかったです。

そして公輝と望は初めてで、これでウチが実際に見たてれび戦士は28人になりました。

また、Let'sで長官役だった麿赤兒さんは、その時よりチャーミングな感じの役柄でした。

個人的に楽しみだったのは、だいすけおにいさんでした。『おかあさんといっしょ』は世代ではなく、うたのおにいさん時代は見たことはないのですが、『すイエんサー』で見てて、今回出演するということで楽しみにしていました。もちろん生歌も聴けました。

あとは洸ですね。書くことはないですか。笑

でも洸が出てた作品がウチが初めて行った舞台でした。

 

以前にも書いたかもしれないですが、天てれは1993年の初回放送から観ていました。

最初は『おかあさんといっしょ』を観ていて、18時になってもそのまま観てたのが『天才てれびくん』でした。そこから気付けば27年。当然、今のようになるなんて思いもしません。特にカラフルスクリーム。ドリ5がなければライブやイベントには行かなかったと思いますし、そのドリ5も天てれからです。カラスクはいろんなことがあって応援しています。

 

こうなると天てれはウチにとって人生です。今年4月で28年目になります。まだまだ観ていきますし、もっといろんなてれび戦士に会いに行きたいと思います!