2024.2.17
大阪阿倍野から熊野街道、紀州街道を南へ大和川を越えて堺東まで歩きました。
途中、チンチン電車の助けを借りての街歩きでした。
二回に分けて報告します。
今日のコース
あべのハルカス前~安倍晴明神社~天下茶屋公園~天神ノ森天満宮~(阪堺線)~
住吉大社~(阪堺線)~高須神社~水野鍛錬所~堺伝匠館~シマノ自転車博物館~
堺市役所展望ロビー
天神ノ森から路面電車、阪堺線に乗り住吉鳥居前で下車。
住吉大社に到着。反橋(そりばし)を渡って
四角い石の柱の鳥居を潜り
航海守護神の3柱と神功皇后を祀る国宝の住吉造りの素晴らしい本殿が4つ。
各本殿の前面には渡殿、幣殿が建てられています。
一番奥に建つ底筒男命(そこつつのおのみこと)を祀る第一本宮の幣殿です。
その手前に中筒男命(なかつつのおのみこと)を祀る第2本宮の幣殿。
さらに手前に表筒男命(うわつつのおのみこと)を祀る第3本宮本殿。
第3本宮の左手横、少し見えているのが神功皇后を祀る第4本宮本殿です。
漆喰塗の住吉御文庫です。享保8年に書籍商の発願で建てられたもので、初版本など
多数の書物が奉納され、大阪最古の図書館とも称されているそうです。
境内には初辰参りで有名な種貸社や楠珺社(なんくんしゃ)など多数の末社が。
石舞台もあります。その向こうの門を出た右手には御田があり毎年6月14日には
御田植神事が行われるそうです。
境内にある摂社の豊玉彦命、豊玉姫命を祀る大海神社。
本宮本殿よりも古い江戸時代中期に造営された重要文化財です。
大社同様、本殿は西の海の方を向いています。
本殿の前に建つ門から外を眺めると、崖のようになっていてかつて近くまで海が
迫っていたのを感じます。
住吉大社を拝観後、再びチンチン電車に乗って大和川を渡り堺の街へ。
高須神社で下車。モダンな神社です。
大坂冬の陣の際、火縄銃を提供した功績によりの元和元年(1615)に鉄砲鍛冶の芝辻理右衛門が徳川家康から高須(当神社付近)の地を授けられ、その後、芝辻家は自らと堺の鉄砲鍛冶の繁栄を願ってこの地に稲荷明神を勧請し当社を創建しまそうです。
境内のボケの花がもう満開。
シャクヤクだと思いますが。かなり早い開花。
高須のお稲荷さんとも呼ばれているようですが祭神の豊受大神、猿田彦命、大宮姫命、大物主命の他にも多数祀られているようです。神社の建屋の側面にこのように。
堺の街歩き開始。紀州街道を行きます。
水野鍛錬所を見学させていただきました。
明治5年(1872)創業の日本刀・庖丁を鍛える工房です。
休業日でしたが当主から日本刀や刃物の話だけを聞かせていただきました。
堺伝統産業会館(堺伝匠館)へ行く途中の道の自販機。
堺伝匠館を覗いてみました。以前に来た時の報告がここにもあります。
堺伝匠館を出てシマノ自転車博物館へ
クラシック自転車から現代のオリンピック出場車まで、また世界の珍しい自転車
など、展示収蔵合わせて約570台を持つ自転車専門の博物館です。
ドライジーネと言う足で蹴って走る自転車の始祖
この後、堺市役所の21階展望ロビーから仁徳天皇料などを見下ろして今日の
街歩きは終了。途中、チンチン電車のお世話になったものの結構歩いてややお疲れ。