最初に体調に違和感を覚えたのは2024年2月ごろ。

水っぽいオリモノが増えてきました。


ネットで「おりもの 多い」と調べても「生理周期によるもの」と出てきて、仕事の疲れかなとあまり深刻に考えていませんでした。


2024年3月ごろになるといよいよおりものの量が増えてきて、生理用のナプキンでないと間に合わないようになってきました。


ちょうど3月に昇進して仕事に余裕が出てきたので、家の近くのレディースクリニックを受診することに。ここのクリニックは土日も空いていたので、受診しましたが、平日しか空いていないクリニックだったらもっと後回しにしていたかもしれません。


ちょうどクリニックの予約をしたその日に不正出血があり、「生理不順かなぁ」と「生理でもクリニック受診できるかな」と軽く考えていました。


クリニックの先生は元大学病院で勤められていた方で、とても優しいおじいちゃん先生。


私の症状をみて、「子宮がん検診は受けた?」と聞かれ、「最後に受けたのは3年前です」と、仕事の忙しさにかまけて、全然婦人科の検診ができていなかったことを激しく後悔しました。


内診中に出血が止まらなくなって、一時中断。


先生から「血が出てあまりよく見えなかったけど、子宮頸がんか、子宮頸部びらんか、子宮頸部ポリープの可能性がある。今日は一回止血するから明日また来てください」と言われ、はじめて「がん」の可能性があると言われてすごくショックでした。


会社で昇進して仕事が少し落ち着いたタイミングだったこともあり、妊活を本格化しようと思っていた矢先で、「子供ができないかもしれない」という不安で頭が真っ白に。


家に帰ってから夫に話したところ、「まだガンだと決まったわけじゃないし、しっかり検査してもらおう」と励ましてもらって少し落ち着きましたが、心の中は不安だらけでした。


翌日、止血できてもう一度クリニックで検診したところ、先生から「紹介状を書くので大きな病院で検査を受けてください。心配だと思うけど、病気の可能性を打ち消すためにも早めに行った方がいいと思います」と言われ、3日後にG研の外来の予約もとってもらいました。


このクリニックの先生にはきちんと診察してもらって、G研にすぐ紹介状を書いてもらって本当に感謝しています。


ちなみに私は2023年の12月に人間ドックを受けています。何も考えずに人間ドックの標準コースを選んでいたのですが、婦人科系の検査はしていませんでした。ここで子宮頸がんチェックをしていたら早期発見に繋がっていたかもしれません。


人間ドックは男女関係なく、様々な世代に合わせてメニューが組まれていると思いますが、30代女性が罹患しやすい癌は1位が乳がん、2位が子宮頸がん。


この二つは人間ドックの標準メニューには含まれておらず、検査を受けるためにはオプションとして追加しなければなりません。


あくまでも確率論の話ですが、30代女性であれば胃がんより乳がんや子宮頸がんに罹患しやすいのであれば、胃カメラよりも婦人科検査を行うなど、性別や年齢に応じて人間ドックのメニューを変えてもいいんじゃないかなと思いました。(クリニック側のコストを考えるとハードルが高いのも分かりますが)


皆さんは、ぜひ自分の性別や年齢に基づいた統計や、家族の病歴などを踏まえて、検診メニューを見直してみてくださいね。


ガンは早期発見がその後の治療成績に大きく影響します。そして検診や人間ドックは後回しにせず、必ず受けてくださいね!