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やっと読み終わりました。

まず感想としては「無難」でした。
安倍総理の本が
「ちょっと、そこまで言って大丈夫?」
といった一種の危うさを覚えたところからすれば、
正論が多く、左右に偏ることもなく、淡々とした
論調で語られていました。

基本的には小沢氏の政治理念、手法がメインであり、
直近の政策にはあまり触れらていませんでした。
「美しい国へ」の対抗本として出したのであれば、
少し物足りなさが残ります。
但し、最近出版された「剛腕維新」では政策について
触れているのかもしれません。まだ、読んでいないので
なんとも言えません。

小沢氏は、主張してきた改革を小泉前首相にあらかた
やられてしまったため、論調がぶれてきていると言われています。
ただ、それは内政改革についてです。
きちんと主張する中国への外交は評価に値すると思います。

首相になってぶれ始めている安倍総理。
党首になってぶれ始めた小沢氏。

二人の対決が見ものです。

どちらも、立場上のぶれです。
それが政党政治であり、日本の社会の縮図であると思います。
そうでないならば独裁であり、小泉前首相はそれに近かった
と言えるでしょう。

ある沈没しそうな船があり、日本人とイタリア人とアメリカ人
が乗っています。誰かが海に飛び込まないとそのまま沈没して
しまいそうです。
アメリカ人に飛び込ませるには
「飛び込めばヒーローですよ」
と言えば良い。
イタリア人を飛び込ませるには
「飛び込めば女性にもてますよ」
と言えばよい。
日本人に飛び込ませるには
「みんな飛び込んでますよ」
と言えばよい。

という笑い話があります。

この本で言っているように、日本人は全会一致を基本として
きた部分があります。
ただ、節目では明治維新のときのように強力なリーダーシップを
持った若者が現れ、海外で数十年かかってなされた改革を
わずかの期間に行いました。
今、日本はその節目に来ていると言っています。
そこで現れる強力なリーダーが「剛腕維新」を起こす、
というふうに繋がるのでしょうか。
太平洋戦争が終結してから60年以上もすぎている。

当時生まれた人ですら定年を迎えている。
当時大人だった人などはかなりの方が亡くなっていると思う。
うちの祖父もそうだ。

そんな現在に於いて、何故未だにどっちが悪いとか
誰が悪いとか、あの人がまつられてるところには参拝してはいけないとかやってるんだろう。

さらに言えば。
現在二十代である日本人の私が、同じく二十代である中国人や
韓国人に嫌われたり憎まれたりする道理や筋合いは全くない。

子供の兄弟なんて殴り合いの喧嘩をした30分後に
仲良く目を輝かせて一緒に遊んでいたりする。

総理の言うとおり、「未来」について話し合って行って欲しい。

少数の老人の利害のために若い人たちがたくさん亡くなった。
それが戦争だった。

今、少数の老人の利害のために若い人たちが喧嘩するべきでない。
日本、中国、韓国とも過去にいたっては素晴らしい文化芸術を持ち、
歴史も長くアジアのなかでもリーダー的存在の国々である。
お互いが協力しあって、米州欧州と肩を並べるようになって
いかなければいけないと思う。
いつだか読んだ北野武氏の本に以下のような事が書いてあった。
(誤解してたらごめんなさい)

~要約~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先の総選挙で消費税導入反対を主張した社会党が大勝した。
この選挙を動かしたのはいわゆる「おばさん」である。
消費税はいずれ導入しなければならないものだ。
だが、政治的知識がなく専業主婦として税金もおさめていない
「おばさん」がお金を払いたくない一心で社会党に投票し、
その結果がこれだ。
自分は税金も相当な額を納めているのにこんな「おばさん」
と同じ"一票"というのはおかしい。
「おばさん」に選挙権を与えるな。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

結構納得のいく話でもある。
たしかに私も鉛筆転がして誰に投票するのか決めるような
人や、年金すらまだ払っていない学生、専業主婦と同じ一票というのは納得できない。
だが、納税額や知識レベル、年齢などでポイントをつける事は
現実的ではないし、もし可能だとしても高額納税者と政治家が
癒着し、彼らに有利な政策ばかりになるだろう。
民主主義国家としては、大多数である弱者の意見を反映
しなければならない。

しかーし。
よく考えてみるとおかしくない?

大多数が弱者なのに、何故弱者が優遇されるような政策は
なかなか実行されないの?

つまり、もう癒着なんてのはとうの昔からあるんだよね。
消費者金融の件にしたって、弱者救済であればあんなに
業界に配慮する必要なんかないんだ。
命を担保にして実際たいへんな数の人間を"殺してきた"わけだからね。

私は実は選挙に行ったことがない。
これは自分の知識ではまだ投票する権利などないと自己判断して
いたというのと、投票するからには立候補者全員の主張を
全て聞いてからでないと判断できないからだ。

私に対して
「選挙いったことないの?駄目だよ。行かないと。
これだから最近の若い者は(以下略)」
って説教してくれた上司。

まだ、私は投票する気になれません。
すみません。

でも、投票できる日は間違いなく近づいてきてるね。